2008(T)キャンプレポート - 塚本光弘さん

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歌才オートキャンプ場ル'ピック 今年の口開けはやはり『ル・ピック』。 一泊料金で三連泊までOKのサービスを利用するつもりでしたが、帰宅日の天気予報が最悪。 続き
■キャンプ期間 2008年6月17日〜19日
このページの内容
日程と利用したキャンプ場
キャンプ日記
参考ページ
サイバーフレンドの ・・・  キャンプ日記  キャンプ場情報  "特配員"だより

【このページのキャンプ場】  歌才オートキャンプ場ル'ピック

日程と利用したキャンプ場 今年の口開けはやはり『ル・ピック』。
一泊料金で三連泊までOKのサービスを利用するつもりでしたが、帰宅日の天気予報が最悪。 結果は二連泊でした。それでも新緑と濃厚なオゾンは身体のリフレッシュに充分でした。

6.17 歌才オートキャンプ場ル'ピック
6.18   〃
6.19 撤収、帰宅

6月17日 (晴れ)利用キャンプ場: 歌才オートキャンプ場 ル・ピック

昨年と同じサイトに同じキャビンが・・・
昨年と同じサイトに同じキャビンが・・・

今年も口開けはル・ピック。

途中のニセコとここの町内で食材の調達をしたがソロなので量は控えめ。また歳のせいかその種類も多少の変化を感じている。一例は畜肉。魚類がメインで肉類はほとんど食べなくなったのだ。昔は安価だった魚だが今は肉と逆転したのがうらめしい、などとボヤキがでるようになっている近年なのだ。

今夜の利用者は3組らしいが、昨年も見かけたキャビンが同じ場所に鎮座しているのが気になった(写真)。ナンバープレートは札幌。この町もその圏内。ということはもしかして・・・・・もちろん主の姿はない。やはりもしかしてということか。

夕食後は静かにジャズとオンザロックを楽しむ。これも私の定番だな・・・・・。

6月18日 (晴れ)利用キャンプ場: 歌才オートキャンプ場 ル・ピック

ブナの稚樹
ブナの稚樹

朝食後はブナセンター裏の山林を散策。広葉樹の若葉を通した陽光で林内は明るい。林床の植物や樹木の種類は多く野鳥のさえずりが懐かしい。その懐かしさが青年時代を思い出させ、次から次へと思い出が連想し始めた。

  1. 山は二次林の若い樹木でもいいから多様であるべきだ。単一樹木の一斉林では土地は痩せるし生き物も少なくなる。
  2. 田畑は有機農法が主流だった昔のほうが作物の味が濃かった。
  3. 海は多種多様な魚や魚介類が豊富で食卓をにぎわしていたのに今は・・・。

省力で多収穫へと突き進んだ結果が、どこに行っても単一の食材とメニューが手に入るという地域性のない時代になったのではないか。地域毎・家庭毎の味を楽しむことが難しくなっていると感じるのである。

一言では社会事情の変化としてくくられるが、地球規模での変化も環境面に影響を与えているのだからその中身を分析するのは容易でないだろう。

ブナセンターの前庭でブナの稚樹が育っている(写真)。種子は野鳥・人間・母樹いずれかによって蒔かれた(落下した)のだろうが、黒松内町がその北限であるとはあまり知られていないそうだ。青森・秋田の県境にある『白神山地』が有名で『世界自然遺産』として知られているが、「我が国の北限のブナ」としてもっと知らせ ることはできないのか、なんて考えてもみたが・・・・・。

連想はまだ続く。道産品だが生産者の負担が大きいのが問題。

木材・・・・・・・・針葉樹ではアカエゾマツ・楽器材として高品質。
広葉樹ではナラほか多数・家具材ほかに多くの用途。
野菜・穀物・・・昼夜の温度差で味が濃い。大量生産が可能だが後継者が不足。
牧畜・・・・・・・・大規模飼育が可能だが飼料価格が安定しない。
海産物・・・・・・魚も貝も海草も高級品は料亭に。
クロマグロ・キンキ・エゾバフンウニ・コンブなどの高級品は漁師でも食べられないとか。

輸送方法の発達で鮮度を維持したまま長距離輸送が可能になったのはいいとしても、世界中から輸入されるあらゆる食材。国産に比べて安価なのは良いが安全性や偽装表示の問題も起きているのは無視できない。末端の最終消費者ができる対策は国産品それも地元産を選ぶことがせいぜいの手段なので、輸入業者の厳しい自覚と水際の検査体制の強化(検査官の増員と検査場所の増加)を計るしか無いのではと思う。

またこんなことも思った。昔の野菜は不ぞろいでも虫喰いでも店頭にならんでいたが、今は整形したようにきれいなものがならんでいる。ふぞろいだと集荷組織が受け付けないからである。農家は自家用か廃棄しかないと言っていた。そして土付きだと安くても売れないと言われたとも。

台所で土付き野菜は洗えないという消費者の住環境にも起因しているが、曲がりのある野菜(ニンジン、キュウリ、ダイコンなど)やすりきずのある野菜(ナス、トマトなど)も買う人が少ないとなれば、輸入業者も小売業者も消費者の意向に合わせるのは当然かもしれない。そのツケは多くの消費者が負う結果になるということをしっかり認識しておくべきだろう。

メモをとりながら考えていたら時刻は23時をまわった。20時ころ妻からの電話で三連泊は取りやめ明日帰宅することにした。20日はかなりの大雨で、21日は孫たちの運動会が実施されるからということだった。学校側も不順な空模様を心配し決定が遅れていたという。

今夜もキャンパーは3組。静かな一日だった。

6月19日 (晴れ)・・・・・ 撤収、帰宅

毛利飛行士の宇宙食
毛利飛行士の宇宙食

早朝の雨を警戒して昨夜のうちにテントは撤収していたので朝食はゆっくりとできた。厚い雲もとれ青空が広がってきた。帰路のドライブもこれで安心だ。

9時?(未確認)管理棟に挨拶し退出。黒松内とニセコの「道の駅」に立ち寄り多少の買い物。さらに余市の「道の駅」にも。地場産の野菜・山菜・果物・味噌を探したが一番欲しかった味噌はニセコで買えた。余市では宇宙飛行士の毛利さんが宇宙へ持っていったというレトルトカレーを買えた(写真)。無重力の宇宙では味覚が落ちるため味は濃厚にしてあるとか。(塩分ではなく味は確かに濃厚だった)

2008(U)はいつ?  10月上旬までにはなんとか・・・・・。



Saturday, 08-Mar-2014 19:05:05 JST