北海道キャンプレポート〜2011年〜 - 西村中秀さん

こだわりキャンプ術 トップページサイバーフレンドフレンドのキャンプ日記 ≫ このページ Updated: 2013.7.25
西村さんのプロフィール | キャンプ日記 2002年 | 2003年 | 2006年 | 2011年
短い日程の中、1泊目は星に手の届く丘キャンプ場、2〜3泊目に虹別オートキャンプ場、そして3泊目にカントリーファーマーズ藤田牧場を利用しました。
■ キャンプ期間 2011年8月11日〜18日
このページの内容
日程と利用したキャンプ場
キャンプ日記
おわりに
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サイバーフレンド
サイバーフレンドの ・・・  キャンプ日記 キャンプ場情報 "特配員"だより

【このページのキャンプ場】  星に手のとどく丘キャンプ場  虹別オートキャンプ場 カントリーファーマーズ藤田牧場

日程と利用したキャンプ場
8月11日自宅 → 新潟 → フェリー
8月12日小樽 → 星に手のとどく丘キャンプ場公式サイト
8月13日虹別オートキャンプ場公式サイト キャンプガイド
8月14日虹別オートキャンプ場公式サイト キャンプガイド
8月15日カントリーファーマーズ藤田牧場公式サイト
8月16日小樽(ペンション)
8月17日小樽 → フェリー
8月18日新潟 → 自宅

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8月11日自宅 → 新潟 → フェリー

初の犬(くりん 2歳♀)連れの北海道キャンプ当日。

5年ぶりの興奮とくりんの乗り物酔いを考慮し、今までより1時間早めの3時に自宅を出発。 後席の中央をくりんの席とするが出発するやいなやどうも落ち着かず、運転席と助手席の間にフラットスペースを作り、そこがくりんのベストポジションのようで途中から大人しくしてくれた。

2度のトイレ、散歩休憩を挟み、7時には新潟駅に到着。 駅のパン屋で朝食、そしてコンビニで船内の買い出しを終え、いざ新潟港へ。

船内では犬はペット用のケージ室に預け食事の際に会いに行けるというシステムで、回数も特に決まりはないようだが、ケージ室を出る際の悲しい鳴き声に切なさを覚える・・・。

天候は晴れたものの強風のため出港時以外はほとんどデッキに出れなかったのが残念だった。

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8月12日小樽 → 【キャンプ場】 星に手の届く丘キャンプ場

ファーム富田
ファーム富田
星に手の届く丘キャンプ場
星に手の届く丘キャンプ場
定刻4時30分に小樽入り。 くりんも船酔いのそぶりはなく元気で、家族全員がひと安心し、無事、北海道へ上陸した。

トイレを我慢しっぱなしだったくりんを散歩させ、コンビニで朝食を済ませてから初日の目的地である富良野へ向かった。ルートが組みやすいのと妻のお気に入りの地ということもあり、北海道へ来ると富良野には必ず立ち寄る。

時期的にラベンダーはちらほらといった状況だったが、それでも5年ぶりに訪れる富良野に妻はもちろん私も感動せずにはいられなかった。 もはや我が家の定番でもあるファーム富田( 公式サイト)で妻はお気に入りの香水などを購入し、子供たち(私も含む)は一日一回は食べると決めていたアイスクリームを味わった。

それから美瑛を散策、再び富良野へ戻ってワイン工場でワインを購入し、ハイランド富良野で入浴を済ませてから、一日目のキャンプ地である星に手の届く丘キャンプ場へ向かった。

こちらは二度目になるが、遠くに見える田園風景が相変わらず美しく、場内をウロウロしている羊たちを追いまわしているちびっ子を見る限り、小さいお子さんのいるファミリーにうけそうなキャンプ場だ。
ちなみにくりんは羊にびびりまくり・・・。

夕食は、以前食べて美味しかった富良野の谷ジンギスカンの肉を購入し、大満足の夕食をとることができた。

8月13日【キャンプ場】 虹別オートキャンプ場

本日は旭川方面から道東方面まで行く予定。距離にして300キロを超えるので、丸瀬布まで高速を利用し移動がメインになってしまいそう。

盆休みのせいか意外と交通量が多く、丸瀬布の道の駅で休憩を挟んでから屈斜路湖へと向かった。 道東方面は比較的よく訪れる地域だが、記憶だと子供たちに屈斜路湖はまだ見せたことがなく是非立ち寄ってみたいと思っていた。 屈斜路湖はさすがに美しく、私の記憶以上に圧倒的だった。 初めて見たときより感動的に思えたのは、家族で再び北海道に来れたという想いと感受性の変化・・・ まあそれだけ私も歳をとったということだろう。

虹別オートキャンプ場
虹別オートキャンプ場
屈斜路湖を後に本日のキャンプ地である虹別オートキャンプ場へ一気に向かった。

3時くらいに到着し、さすがにピーク時とあってキャンプ場は満員。しかしサイト間は笹藪ではっきりと区切られておりプライベートな空間となっている。またトイレ、炊事場といった設備関係は清潔のひとこと。

これまで何度か来たいと思っていて今回が初めてなのが損をした気分になるくらい快適なキャンプ場だと思った。

テント設営後、車で10分ほどのクローバーハウスという宿泊施設の温泉に行き、そして食料の買い出し。

移動疲れと時間の関係で夕食はカレーライスですまし、早めの消灯とした。

8月14日【キャンプ場】 虹別オートキャンプ場

本当にほぼノープランの今回の北海道。前日の夕食時にいろいろと周辺の観光スポットを地図で探りながらの家族会議の結果、知床に行きたいが忙しいのはパス。 地図で海老の形の地形を見て、子供たちが行ったことのない(?)ということから野付半島まで行くことに決めた。

道路の左右が海の真っ直ぐな道を走っていて遠くにトドワラが見えてくると娘が不思議そうに眺めていた。

ネイチャーセンターで少しゆっくりした後、前に一度立ち寄ったことのある川村水産という干物店でお土産に鮭、ホタテの干物、そして夕食用のホッケを買った。 ここはいつもサービスでおまけを付けてくれ、ご主人も気さくでお薦めのお店です。

開陽台
開陽台

昼食に長男のたっての希望で回転寿司「花まる」に寄った。 回転寿司とはいえ、普段行く近所のものとは訳が違い、十分に満足、満腹になった。

それから妻との思い入れの強い地でもある開陽台へ行き、壮大なスケールの景色に心が洗われる思いがした。

キャンプ場に戻る前に養老牛の「湯宿だいいち」( 公式サイト)で温泉に浸かったが、あまりのブヨの多さからゆっくりと露天風呂を楽しめることができなかった。ブヨさえいなければ、川縁まで降りていける露天風呂は最高なだけに残念でならない。

夕食は川村水産で購入したホッケはじめ、とうきび、じゃがいもといった北海道産のBBQでキャンプ3日目を終えた。

8月15日【キャンプ場】 カントリーファーマーズ藤田牧場

士幌町の直線道
士幌町の直線道
カントリーファーマーズ藤田牧場
カントリーファーマーズ藤田牧場
虹別オートキャンプ場でもう一日のんびりしたいという気持ちを抑え、本日のキャンプ予定地でスノーピークが展開しているキャンプ場のひとつである「カントリーファーマーズ藤田牧場」へと車を走らせる。

距離のロスがないようにほぼ通り道にあたる多和平、阿寒湖、ナイタイ高原牧場へと立ち寄っていき、3時前に藤田牧場へ到着した。

ここのキャンプ場はユーザーの生の情報があまりなく、広大な敷地に2組限定ということもあって今回の楽しみのひとつとなっていた。きれいな芝生に広い敷地でもちろんサイト自体はほぼ予想通りだったが、すぐ脇を走る道路と管理された公園のイメージが強く、期待が大きかっただけに少々残念だった。

テント設営後、少しゆっくりしてから鹿追の街まで食料の買い出し、温泉に行くも、カーナビ便りにして距離をだいぶロスしてしまい、「 湯宿くったり温泉レイク・イン」( 公式サイト)に到着したのは暗くなってから。 しかし温泉は湖面に霧のかかった露天風呂の雰囲気が何ともいえず、お湯も最高に気持ち良く虫も出なかったので今回の温泉では一番よかったと家族の声が全員一致した。

キャンプ場に戻って少し遅めの夕食時に、北海道最後のキャンプに乾杯をした。 もしかしてこれが家族揃っての最後の北海道キャンプになるのかと思うと残念というよりもったいないという気持ちが強くなる。それだけ北海道のキャンプは魅力的だと改めて実感した。

8月16日小樽(ペンション)

社台スタリオンステーション
社台スタリオンステーション
キャンプ最終日の撤収。最終日にしてついに本格的な雨にやられた。 男性陣は雨具を着て外作業、女性陣は車内の整頓と、子供の成長で今までにない撤収作業に「雨の撤収もそれほど悪くないな」などと思ってみた。

キャンプ場を後に、雨の中をドライブ。毎回では困るが雨の北海道も好きなので、社台スタリオンステーション 」( 公式サイト) へ向かうべく千歳方面へ気持ちよく車を走らせた。

社台SSへ来た理由として、ペット入場可、ディープインパクトを見れる(こちらがメイン・・・)ことだが、着く前頃から幸運にも雨はあがってくれて、散歩をしたり私個人的には往年の名馬にも会えたのでいい時間を過ごせた。

それから高速を利用し一気に小樽へ。おそらく小樽では唯一であろうペット可のペンション「パインハウス」へ到着したのは、ちょうどチェックイン時刻の3時だった。8年ぶりだったが奥さんが覚えていてくれて、少し談話をしてから小樽の街へ散策に行った。

北一硝子で記念にグラスを4個買い、他にお土産ものを見たりしてブラブラしたが、夕食の時間もあるのでまだ見足りない娘の気持ちに反してペンションへ戻った。

8月17日小樽 → フェリー

ペンションをチェックアウトし、例のごとくコンビニで買い出しをしてからてフェリーへ乗り込む。

帰りのフェリーは至って穏やか。デッキの風も気持ち良く、飲み納めのサッポロクラシックも旨い。 今更ながらやはりフェリーでの旅は素晴らしいの一言に尽きる!

8月18日新潟 → 自宅

定刻どおり新潟港へ着き、車中で朝食をとりながら家路へと急ぐ。

子供たちは帰りの車の中はほとんど寝ていたので、一度SAでくりんを散歩させただけで思ったより早く自宅へ到着した。奇しくもこの日の東京はこの夏一番の暑さで37度ほどあった。

北海度に戻りたい、帰りたい(?)という想いをよそに、私は仕事、妻に関しては濡れたテント、タープを炎天下のなか干すといった重労働と一気に現実へと叩きつけられていた。

 おわりに  終わってみれば久しぶりとはいえ、新鮮さに欠けた今回のルートだったが、「もう一度来れた」という視点から見れば満足のいく北海道だった。相変わらずの反省点として、時間の余裕のなさ。

しかしこればかりは限られた短い日程の関係、そしてひとつわかったことは、これが我が家、私のスタイルであってどうしようもないということ(笑)。 ただ、もう少し時間が経てば、いずれは滞在重視の優雅なスタイルへ移行していくのではないかと考えてもいる。

次の北海道は数年後に妻と二人で、もしくは運が良ければ娘が高校を卒業する6年後くらいに「付いて行ってやるか」の子供たちの声でまた4人で行けることを夢見たりもしている。

Saturday, 08-Mar-2014 19:05:00 JST