北海道キャンプ日記〜2006年〜 - 西村さん

こだわりキャンプ術 トップページサイバーフレンドフレンドのキャンプ日記このページ Updated: 2013.7.25
西村さんのプロフィール | キャンプ日記 2002年 | 2003年 | 2006年 | 2011年
何より今回は天気に恵まれ、結果キャンプも楽しく快適に過ごせた。 ・・ 予定通り回れたことに満足している。
■ キャンプ期間 2006年7月20日〜30日
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日程と利用したキャンプ場
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サイバーフレンドの ・・・  キャンプ日記 キャンプ場情報 "特配員"だより

【このページのキャンプ場】  星に手のとどく丘キャンプ場  道立オホーツク公園てんとらんど しれとこ自然村キャンプ場  達古武オートキャンプ場  判官舘森林公園キャンプ場

日程と利用したキャンプ場
7月20日(フェリー)
7月21日(札幌) 
7月22日星に手のとどく丘キャンプ場 公式サイト
7月23日道立オホーツク公園てんとらんど 公式サイト
7月24日しれとこ自然村キャンプ場 
7月25日達古武オートキャンプ場-1 
7月26日達古武オートキャンプ場-2
7月27日判官舘森林公園キャンプ場
7月28日(登別温泉)
7月29日(フェリー)
7月30日(帰宅)

7月20日(木) 曇りフェリー

23時30分発の新日本海フェリー、新潟−苫小牧東の便を利用するのに自宅を17時20分に出発。
出発の直前に荷物を積み始めるという今回のドタバタぶり。忘れ物は大丈夫か?

初めてスイートの部屋がとれるも翌日は日中強風で曇り空の天気と、殆どデッキには出ず。 しかし出航後、子供達が寝入ってからデッキへ出てたまたま見れた星空は美しいの一言だった。

7月21日(金) 曇り札幌

札幌 ラーメン横丁娘はご機嫌、妻は食べすぎ?
味の方はとりあえず味噌は○だったが・・・。
18時間の大好きな船旅を終え、17時15分に苫小牧東に入港。
この日は札幌まで移動の予定のみでしたが、たまたま市内で花火大会が開催されてて、渋滞のため意外と時間がかかってしまった。

【ホテル クレール札幌】にチェックイン後、夕食に私は行きたいと思っていた居酒屋があったものの、娘の強い希望で何故かラーメン横丁【華龍】へ・・・。 しかし、早めに済ませた夕食のおかげで花火大会を充分に楽しめたので、満足の札幌の夜でした。

7月22日(土) 晴れ【キャンプ場】 星に手の届く丘キャンプ場

富田ファームのラベンダー畑富田ファームのラベンダー畑。妻はもちろんのこと私も大好きな富良野。
7時30分に札幌を発ち、妻お気に入りの富良野へ向かう。10時に富田ファームへ到着し、ラベンダー、ショッピングを楽しむ。

それから子供達のリクエストで途中通り過ぎていったすぐ近くのフラワーパークのリフトに乗り富良野の街を一望してから本日のキャンプ場【星に手の届く丘キャンプ場】へ向かった。

オープンした時から早く行って見たいと思っていたキャンプ場でしたが、期待が大きすぎたせいかサイトの芝、レイアウト、そしてトイレといまいち好きにはなれなかった。 曇っていて星もあまり見えなかったのも残念だった。 ただ、ここで頂いた夕食のジンギスカンは絶品だった。 子供達が美味しい美味しいと口を揃えていたのが何より嬉しかった。

温泉は少し足を延ばして子供達が行きたいとリクエストがあった吹上温泉【白銀荘】へと向かうが、露天風呂の滑り台が確か水着着用だった(?)のを思い出し、更に上へ上がった所にある凌雲閣まで行った。
ここは温泉もよかったが、ロビー入り口の外から見える景色が素晴らしかった。雲が多かったため見れなかったが、夕日が最高に美しいと受付(?)にいるおばちゃんが教えてくれた。
澄んだ空の日に景色を見にくるだけでもいいから、いつかまた足を運んでみたいと思った。

星に手の届く丘キャンプ場 場内で飼われている羊場内で飼われている羊。時間によってサイトをうろつくらしく、あちこちに糞が! 星に手の届く丘キャンプ場 美味しかったジンギスカン美味しかったキャンプ場のジンギスカン。美味しいと女を捨てられるそうです【娘(7歳)談】

7月23日(日) 晴れのち曇り【キャンプ場】 てんとらんど

網走刑務所博物館脱獄囚が計3名。下の約2名は誰がどう見ても脱獄できそうにない・・・。
今日は網走まで約300キロの移動をするので、キャンプ場を7時15分に出発する。
一気に知床まで行くプランも考えたが、初めて北海道キャンプをした時の一日平均350キロ、連泊なしといった無謀な行程は、子供が一緒の現在は出来るわけがなく、妻と一度訪れたことのある「網走刑務所博物館」を子供たちに見せたいということもあり網走経由を決定した。

昼食時間帯に網走へ着いたので、食事を済ませてから博物館へ向かう。 リアルな人形をおっかなびっくり見学している子供達を見ながら、10年以上も前に訪れた際に同じような心持ちで見学した当時を懐かしく思った。 見学を通して、子供達に「悪いことはしてはいけないんだよ」とベタな事を教えられたのと、いろいろな質問の声が飛んできたので来てよかったと妻共々思った。

結局2時間ほどゆっくりし、それからキャンプ場【てんとらんど】へ向かう。 空いていたので、少しサイトを見回ってからフレンドの早瀬さんお奨めの9番サイトにテントを張った。
ここのキャンプ場は清潔、眺望良し、遊具多しと1泊では遊びきれないくらいだが、さすがに家族で1泊7000円は高い。 それとサイトから管理棟まで歩いて行き来するのに坂がしんどいと感じた。 それでもまた子供と一緒に来たいキャンプ場のひとつとなった。

パークゴルフ、卓球などで遊びすぎたため夕食が遅くなり、食後に車で15分ほどの美肌温泉「ホテル山水」へ行った。 肌すべすべのうたい文句どおり女性にはお奨めの温泉といったところか。 風呂上りに食べた苺のソフトクリームが美味かった。

7月24日(月) 晴れ【キャンプ場】 しれとこ自然村

網走港の朝市夏の間のみ(?)開いてるらしき朝市にて。地元のあばちゃんがた〜くさん話を聞かせてくれた。魚も美味しかった。
知床五湖リュックにおやつ、そして水筒を持って遠足気分での散策。我が家は森の散歩が大好き。
早朝、テントを早々と撤収させて、網走港の朝市へ朝食を頂きに行く。
それほど広くないが、ホッケ、サンマ、ホタテ、イカ等の焼き物がすべて丸焼きで100円と激安。他にご飯、かに鉄砲汁各200円の計500円で焼魚定食の出来上がり。
夕飯の食材、お土産等を少々見て回ってから知床へと向かう。

私の好きなキャンプ場のひとつである【しれとこ自然村】に10時にチェックイン。
オホーツク海を見下ろせる一等地にテントを張り、 昼食を済ませてから知床五湖の散策へ。 以前、上まで行けなかったカムイワッカの滝へのリベンジも考えていたが、出発前に妻の反対オーラを感じたので子供達がまだ訪れたことのない五湖に決めた。
熊が出没中のため二湖までしか行けなかったが、絵葉書のような景色にみんなうっとりした。

熊が出るかもと娘を脅かすと、終始パパの手を離そうとしない姿に今が一番いい時期なのかなと感慨深い気持ちの一方、双眼鏡片手にどんどん先に歩いて行く息子の姿に成長を感じ、複雑な心境で大好きな知床の森の空気をたくさん吸ってキャンプ場へ戻った。

寝る直前に息子と入ったお気に入りのむらの湯の露天風呂から見た静かな海ときれいに輝いていた星が印象的だった。

知床五湖 ヒグマ出没中の注意書ここで行き止まり。3湖、4湖、5湖、そしてヒグマも見たかった。もちろん熊はずっと遠くから。 知床五湖 五湖駐車場から出てる木道今年4月に完成した五湖駐車場から出てる木道。見晴らしが良く、熊が入ってこれないように電線で対策をしてるらしい。

7月25日(火) 晴れ【キャンプ場】 達古武キャンプ場

知床クルージング知床岬までのコースも興味があったが、子供がいる家族は1時間がちょうどいいと思った。小型船なので、岸のすぐ近くまで行ってくれる。
知床に前回、そして前々回訪れた時も乗ってみたいと思っていた知床クルーザー。 今回ようやく乗ることになり、朝一番の8時30分の便を「ドルフィン」という会社に予約をしていた。

カムイワッカの滝までの1時間コースをいよいよ出発。 一番後方の席に乗り、初めて海から見る知床半島の岩壁、数々の滝を間近で見れ圧倒の一言。 そして運良くヒグマが海岸沿いを歩いている姿も目撃できた。

乗る前は揺れも心配したが、酔うような揺れではなく(子供に言わせるとむしろ楽しい揺れ方だとか)快適な1時間を終えると次に向かうは釧路方面。

途中、中標津で回転寿司「すしロード」で昼食をとり、食後のデザートとしてガイド雑誌に載っていた「りすの森なかしべつ」というジェラート屋へ電話で場所を確認して向かった。

ここのアイスがまた絶品で、しかも問い合わせてからわざわざ来てくれたということで店員も滅多に食べることの出来ないという製造機の羽についた出来立てジェラートをサービスしてくれた。
家族全員がこれでもかというほどたくさん食べ、お腹を満腹にしてから楽しみにしていた【達古武キャンプ場】に到着。 湖畔沿いのフリーサイトへテントを張った。夜、車で20分ほどの温泉「憩の家かや沼」へ行き、気持ちの良い温泉に浸かり一日を終えた。

知床 野生のヒグマ初めて見る野生のヒグマ。少し離れた所から見たが、しっかりと子供の熊というのが確認できた。ラッキー! りすの森なかしべつ ジェラート屋全員がダブルサイズ+サービス分を頂き最高に満足。クリームチーズという味のアイスは絶品だった。

7月26日(水) 晴れ【キャンプ場】 達古武キャンプ場

釧路湿原 カヌーツアーガイドさん曰く、珍しいくらいの晴天だとか。私としては霧のかかった幻想的なものも期待してたが、充分満足。 釧路湿原 塘路駅塘路駅下車すぐの見晴台。小さすぎてわかりにくいが、遠くに丹頂鶴が見えた。
前日、キャンプ場で釧路湿原のカヌーツアーに予約をしており、7時半集合。そしてと塘路湖まで運んでもらう。 実は、11時からのノロッコ号に乗りたくて、一番早い出発時間(8時)を30分早めにしてもらっていた。 ちなみに料金は家族4名で18000円と他と比べて割安だった。

私・子供2名・妻・ガイドの順で乗り暑いくらいのピーカンの中いよいよ出発。 ガイドは佐藤さんという方で、とてもやさしい語り口調で子供達にも親切に説明等をしてくれた。 これでもかという程の大自然の中、場所によって神秘的な所あり、ワイルドな所ありとあっという間に魅力的な2時間強の時間が過ぎていった。
子供達は途中暑さからだるけ始めたが、佐藤さんのトークにうまく乗せられ、終わる頃にはまだカヌーを続けたいという声が出ていた。

カヌーを終え東釧路駅から予定の時間にノロッコ号へ乗る。(車は隣接しているAコープへ止める・スミマセン・・・)
車中はのんびりしていて景色はいいが、塘路で下車後、暑かったのですぐに復路便のノロッコ号に乗り込む。

東釧路−塘路の往復を楽しんだ後、遅めの昼食を和商市場でとる。ここに来たなら勝手丼ということで子供達にも自分で好きな物を選ばせ、「いただきます。」 ・・・と食べ始めると、ここでローカル番組の取材を受ける。
子供達はインタビューに緊張しながら食べていたけれど美味しいと喜んでいた。

お土産、夕飯の食材を購入後キャンプ場に戻り、子供達のリクエストで私とレンタルカヌーに乗った。 今度は殆ど子供2人だけで漕がせてやり、かなり満足の様子だった。

海鮮BBQをしてから昨日と同じ温泉に行きキャンプ場に戻ってきたら既に10時。 その足で場内の怖いくらい真っ暗な遊歩道を200メートルほど歩き、見事な蛍の乱舞を見れたのもよかった。

達古武キャンプ場 レンタルカヌー長男、長女による漕ぎ手。途中から思い通りに進めるようになり私は楽チン。 達古武キャンプ場 夕食は海鮮BBQ夕食は海鮮BBQ。橙色から真っ赤に変わっていく夕焼けが見事だった。

7月27日(木) 晴れ【キャンプ場】 判官舘森林公園キャンプ場

細岡展望台から見た釧路湿原以前ここに立ち寄った時は霧で曇っていたが、ようやく雑誌で見るものと同じ風景が見れた。
今回の北海道でのキャンプ泊は今日で最後。明日は登別まで行く予定なので、移動を兼ねて今日の宿泊地【判官舘森林公園キャンプ場】までのんびりと行くことにした。

せっかくの晴天なので最後にもう一度釧路湿原を見ようと細岡展望台まで行き、雲ひとつない湿原の風景に思わず見入ってしまった。

ここからは新冠までまさに移動のみといった感じだが、日高山脈を抜ける236号は、殆ど車とすれ違うこともなく快適なドライブを楽しめた。
馬産地・新冠は馬好きの私にとってやはり思い入れのある地のひとつでもあり、のどかな牧場風景をボーっと眺めているだけでも飽きない。 そんな風景がポツポツ出始めるとまもなく到着。

キャンプ場で子供達を少し遊ばせてからレコードの湯へ行き、食事もそこで済ませキャンプ場に戻るとあとは寝るだけ。

その前に長男とクワガタを探しに行き、空を見上げると星がきれいに見えたので地面に敷布を敷き4人で寝転びながら星を眺めていたら、いくつかの流れ星が見えた。

子供達は初めて見る流れ星に感動している様子。よかったよかった。

7月28日(金) 晴れ登別温泉

牧場 馬子供達は馬を間近で見れて満足の模様。私はオグリに会いたかった・・・。
今回のキャンプ、雨に見舞われることなく毎日を快適に過ごせてよかったという思いで撤収し、牧場めぐりをしてから登別に向かう。

牧場めぐりは以前に比べかなり規制が厳しくなっており、思い通りの見学は出来なかった。 一昔前は、あのオグリキャンプに触らせてもらえたり(もちろん牧場関係者の許可あり)もできたのに残念である。

登別温泉の【まほろば】に3時頃チェックインし、私と妻はのんびりし、子供達は久々の畳の部屋ではしゃぎ回りかなりくつろげた。

【まほろば】はお風呂の数が多い(約30種類!)ということで選んだが、案の定子供達は大喜び。 食事も夕朝とも満足のいくものだった。
夜たまたま地元のイベントでたいまつ花火(?)の演出等がありちょっとした観光気分も味わえた。
まだ帰りたくないという思いの中、疲れからか私が一番先に眠ってしまった。

登別温泉 でたいまつ花火(?)こういう地元ならではの催しが大好きです。 登別温泉 鬼登別と言えば鬼。こういう情緒溢れるところが本当に大好きです。娘は少し怖がってましたが(笑)。

7月29日(土) 雨のち曇りフェリー

苔の洞門 見晴台苔の洞門の見晴台にて。この奥を子供達に見せてあげたかった。 ウトナイ湖の森子供達もしっかり覚えていたウトナイ湖の森。ビジターセンターの方に熱心に質問しており成長を感じた。
最終日の朝は、雨。キャンプ泊を終えてからの雨に、今回いかに天気に恵まれたんだと実感した。

散歩がてら地獄谷などを見回ってから、支笏湖方面に車を走らせた。
支笏湖は初めての北海道キャンプで一番最初に訪れた場所であり、その時に立ち寄ったのが「苔の洞門」である。 当時は本当に熊が出るんじゃないかという雰囲気があって、怖いくらいだったのを今でもよく覚えてる。 しかし現在は崖崩れのため入り口までしか行くことが出来ず、少々残念。 それでも家族4人でここに来れた事に意義を感じた。

フェリーの時間まであと数時間。何度か訪れたことのあるウトナイ湖のサンクチュアリに立ち寄った後、未練たらたら苫小牧東ターミナルへ向かった。

短いようで長い、長いようで短かい、そんな今回の北海道の日程が終わろうとしている・・・。

7月30日(日) 晴れ帰宅

晴天の中、快適なフェリーの旅も予定通り進み、到着一時間前に我が家恒例の反省会を行い、そして新潟港へ帰ってきた。

病気、怪我ひとつなく帰ってこれたことに感謝あるのみです。

 《総括》  何より今回は天気に恵まれ、結果キャンプも楽しく快適に過ごせた。
然別湖北岸野営場みたいなテントの中にいるだけでワクワクできるようなキャンプ場へは行かなかったが、お世話になったキャンプ場はどこも一度は行ってみたい所だったので、予定通り回れたことに満足している。
個人的には達古武キャンプ場にもう一度行ってみたいし、また、てんとらんども子供が付いて来てくれる内にもう一度寄ってみたいと思った。

今回は移動型の日程で充実はしたが、子供達からすればやはり忙しいキャンプだったと思うので、次回は最低2泊、余裕があればフレンドの方みたいなそれ以上の滞在型のプランも出来れば言うことはないが・・・。
日程内容に関しては、比較的大人、子供の意見もうまくかみ合わせ行動できたのが良かったと思う。

私にはいくつかの夢(という程でもないが・・・)があって、その一つに長男が6年生(2年後)の時に父子二人で自転車で渡道、そして後から家族全員合流というプランがあるが、少年野球を始めたため状況は厳しくなってきた。 そんな中で家族全員が揃って行けることのありがたさを改めて実感できたし、まだまだ一緒に付いて来てくれればと思っている。

そして次回は、今回はなかったフレンドの方とも交流ができれば、この上ない素晴らしいキャンプとなることでしょう。

Saturday, 08-Mar-2014 19:05:00 JST