北海道キャンプ日記〜2003年〜 - 西村さん

こだわりキャンプ術 トップページサイバーフレンドフレンドのキャンプ日記このページ Updated: 2013.7.25
西村さんのプロフィール | キャンプ日記 2002年 | 2003年 | 2006年 | 2011年
ルート的には行きたいキャンプ場がいくつかあったので、あとは気分、天気次第という計画で車を走らせました。  ・・  プロローグ
■ キャンプ期間 2003年7月19日〜28日
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日程と利用したキャンプ場
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【このページのキャンプ場】  兜沼公園キャンプ場  朱鞠内湖畔キャンプ場  国設然別湖北岸野営場  国設白金野営場

プロローグ 今年は、10年前に初めてキャンプで北海道に行った時に宗谷岬を目指したものの、時間の都合で途中で断念してしまったリベンジというか、一度は訪れておこうと思い宗谷岬を目指しました。

ルート的には行きたいキャンプ場がいくつかあったので、あとは気分、天気次第という計画で車を走らせました。

日程と利用したキャンプ場
7月19日(フェリー)
7月20日兜沼公園キャンプ場豊富町 公式サイト
7月21日朱鞠内湖畔キャンプ場キャンプ場ガイド
7月22日国設然別湖北岸野営場-1鹿追町 公式サイト
7月23日国設然別湖北岸野営場-2
7月24日国設白金野営場-1美瑛町 公式サイト
7月25日国設白金野営場-2
7月26日(小樽)
7月27日〜28日 (フェリー)

7月19日(土)

フェリー操縦室にて。親の言う事もこのくらい真剣に聞いて欲しいものです。トホホ・・・。フェリー操縦室にて。親の言う事もこのくらい真剣に聞いて欲しいものです。トホホ・・・。
4時に自宅を出発し、昨年同様、新潟駅のパン屋で朝食を取った後コンビニで船内の食事の買出しをする。
フェリーターミナルで無事、綿貫家、臼井家ファミリーと合流し、船内でご一緒させて頂いた。 綿貫さんとは2年ぶりの再会で、臼井さんとは初対面。 船内での綿貫さんの飲みっぷりは健在で(笑)、臼井さんもひょうきんかつ気さくなダンディでした。 3家族の子供達も1〜6年生(+年中幼児)と計算したかのような組合せで、我家全員楽しませてもらいました。

新潟港を出てしばらくは、小雨まじりのどんよりとした天気でしたが、これを最後に、今回は雨を見ることはありませんでした(^_^)v

7月20日(日)【キャンプ場】 兜沼公園キャンプ場

定刻4時10分に小樽に到着し、綿貫家、臼井家ファミリー全員で記念写真を撮った後、忙しい日程を避けたかったので一気に兜沼公園へと車を走らせた。

途中、道の駅ほっとはぼろできれいに咲き乱れていたバラの花を鑑賞しながら、朝食を摂った。

その後、更に北へ進み、ソーラー展望台というらしき壮大なスケールの景色が楽しめる場所に立ち寄り、ただ広々としているという今まで持っていた道北のイメージが塗り替えられたような気がした。

キャンプ場でゆっくりしたいと思いながらも、割とのんびりとしていったので、予定にいれてたサロベツ原野に着いたのは、昼に近い時間だった。
ここで散策をした後、揚げいもといも餅をいただいた。(どちらもうまい!)

フェリーより小樽港の朝焼け
フェリーより小樽港の朝焼け。もっとも胸が躍る瞬間。
道の駅ほっとはぼろでの朝食
道の駅ほっとはぼろでの朝食。二人ともへんな顔だが、コンビニ弁当とはいえ、バラを見ながらの食事は美味しいはず(?)
ソーラー展望台
ホクレンの地図にはソーラー展望台と記してあった。写真には写ってないが、左方には利尻富士がきれいに見えた。
サロベツ原野
10年ぶりのサロベツ原野。壮大の一言。

兜沼公園キャンプ場兜沼公園キャンプ場。広々としていてゆっくりできたキャンプ場
キャンプ場には1時半頃の到着となった。
ここは遊具施設も充実しているので、親がのんびりしている間に、子供達はかなりの時間遊んでいた。
食事の準備の前に、約20キロ離れた豊富温泉へ。 公共浴場らしき所へ行ったが、ここは肌の湯治湯となっており、茶系のかなりどろどろしたお湯で、 人によっては好き嫌いがはっきりしてしまうかもしれません。(普通のお湯もあったかもしれませんが)
入浴後、すぐ近くの大規模草地牧場で、100円で飲み放題の牛乳を目当てに行ったが何故かクローズ。残念。

キャンプ場では、素敵な夕日と星空が見れて、まずは感動的な一日を無事に終えた。

7月21日(月)【キャンプ場】 朱鞠内湖畔キャンプ場

宗谷岬念願(?)の宗谷岬。やはり一度は訪れておきたかった。 朱鞠内湖半キャンプ場朱鞠内湖半キャンプ場。何もしないでボーっとしていたくなる素晴らしいロケーションが◎。
5時前に気持ちの良いくらいの野鳥の声に自然と目が覚め、宗谷岬を目指し、7時半にキャンプ場を後にする。 着いても「こんなものか」と何となく想像はしていた宗谷岬だったが、実際に着いてみたらやはり 「こんなものか」と言った感想でした(笑)。 しかし、記念撮影で実際に自分が今、日本の最北地点に立っているんだと思うと妙な感動を味わえた。
その感動もつかの間、とにかく風が強くて寒いったらありゃしない。 他の観光客もすぐさま、バスや売店に逃げ込む有様でした。
展望台のある臨時郵便局で、子供達にホタテの貝殻のハガキ(160円)に、じじ、ばば達宛ての手紙を書かせてから宗谷岬を後にした。
キャンプ場に着く前に、さるふつ公園で牛の放牧でも見ながらのんびりしていこうと思ったものの、牛の姿はあまり見られず、娘も寝に入っていたので、10分程車を止めただけで出発。
道の駅おといねっぷで昼食を済ませてから、楽しみにしていた朱鞠内湖畔キャンプ場へと車を飛ばした。

キャンプ場は1〜3のサイトに大きく別れていて、ぐるっと一回りした後、炊事場、トイレが比較的近く、ロケーションもよさげな第二サイトの湖畔に近い所にテントを張った。
とにかくロケーションがすばらしく、日本にいることを忘れさせてしまうようなスケール!
設営後、せいわ温泉ルオントへ行き、そこで夕食用に名産である蕎麦を購入した。

夜は、素敵なキャンプ場にいる実感と、寒かったが星空を一時間程楽しむ事ができました。

7月22日(火)【キャンプ場】 然別北岸野営場

餌付けがお気に入りの息子と終始逃げ回っていた娘。
10年前に訪れた時は川まで降りられたような・・・
父親にソフトクリームを奪われ絶望する娘。許せ!(汗)
霧の掛かった幻想的な湖畔での朝食を楽しみ終え、向かう目的先は、これまた楽しみにしていた然別北岸野営場。ここではシマフクロウが生息しているらしく、鳴声を聞いてみたいというのも選んだ理由の一つでした。

キャンプ場を出て30分くらいの所、士別市の「羊と雲の丘」というのを事前に下調べをしていて、そこでは放牧してある羊に自由に餌付けが出来るらしく、立ち寄っていこうと決めていた。
広い丘の牧場には羊が一頭もおらず、首を傾げていたら、丘の上にある羊小屋から一頭のこのこと出てきた。
事前に購入していた餌をその羊に与えると、それを遠くから眺めていた三頭の羊たちが餌をめがけて丘を走りおりてくるではありませんか(笑)。
その光景が異常に受けてしまい、羊を恐がる娘を除いて大笑い。
4歳の娘にはまだ恐かったらしいが、小1の息子にとっては餌付けがたまらなく楽しかったらしく、学校に上がるころのお子さんには喜んでもらえる所だと思った。
ただ、調子に乗りすぎた私と長男は、小屋に入って羊と遊んだせいか、車に乗ろうとした時に靴の裏をみたら・・・。あたりに転がっている羊のう〇ちには気をつけたほうがいいかと・・・(;^_^Aアセアセ

上川で昼食のラーメンを食べ終わった頃、綿貫さんから連絡が入り、息子さんが大変なことになったらしく、我家も気を引き締めなおす。でも大事には至らなかったということで、我家もひと安心。

その後、層雲峡の大函で「がんこ親父のソフトクリーム」を食べ、快適な三国峠を通り3時頃キャンプ場に到着する。

無駄な設備もなく、夜はトイレの電気さえも消える暗闇、ロケーションもいい感じでキャンプを体の芯から体感できる素晴らしいキャンプ場だ。
時間も遅くなったので、糠平温泉に浸かった後、「みはる」という食堂で豚丼を頂いた。ここは豚丼しかメニューは置いておらず、帯広にもひけを取らない美味さでした。

キャンプ場に戻る頃はすでに真っ暗。湖面に映る星空を楽しみにしていただけに、残念でならなかった・・・。

7月23日(水)【キャンプ場】 然別北岸野営場

然別湖幻想的な早朝の然別湖。湖面は鏡と化していた。
然別湖でカヌーカヌーでご機嫌の息子。今までカヌーやらなかったのが実に惜しい・・・。
早朝、まだ薄暗い4時頃、聞きなれないモノにうっすら目が覚める。
「ぼーっ、ぼーっ」 この声を何度も繰り返して鳴いている。 シマフクロウだ!
かみさんも起きてそれに気付いたらしく、鳴き終わるまで北海道ならではの感動を味わえた。

さて、今日は綿貫さん、臼井さんに薦められたカヌーに我家の初挑戦。
私と妻、娘の3人で乗り、息子はガイドの谷ちゃんと一緒に乗り込むことに。
風もさほどない条件の中、谷ちゃんの説明どおりになんとかカヌーは思い通りに進んでくれる。
だんだん余裕も出てきて、景色も楽しめるようになってきた。 気分は最高だ!
一時間強のカヌー体験はあっという間に過ぎてしまい、これははまらずにはいられないという感想でした。
ちなみに、息子は以後毎日のように「今日はカヌーやらないの?」と口にしていた。

カヌーの後はナキウサギを見に、駒止湖まで行くことにした。
車を止め、歩く事約10分で岩場に着くと、まもなくナキウサギの声が聞えてきた。
10分程待って待望の初対面!すごくかわいいではないか!!
だんだん飽きてきた子供達を妻に頼んで先に戻したが、まだまだしばらくは見ていたい心境だった。

その後、ナイタイ牧場で昼食、糠平温泉で入浴&買出しの順でキャンプ場に戻り、綿貫さん、臼井さんファミリーと合流することになる。
キャンプ場でご一緒できるとは思ってもいなかったので、「再会」がとても嬉しかった。
夜の宴会は夏とは思えない寒さでしたが、いろいろとベテランの話が聞け、楽しい時間を過ごす事ができた。
しかし、それにしても寒かった寒かった・・・。

7月24日(木)【キャンプ場】 白金野営場

十勝連山と牧草地。つい車を停めてみたくなる。十勝連山と牧草地。つい車を停めてみたくなる。
白金温泉直前にて、子供達としばらくにらめっこしてました白金温泉直前にて、子供達としばらくにらめっこしてました(笑)
早朝のカヌーの予約を取っている綿貫さん、臼井さんファミリーと6時頃キャンプ場で一旦さよならをし、我家はお決まりのコース美瑛へと向かう予定をたてていた。
途中、心配していた娘の乗り物酔いといったハプニングがあったが、昼前には順調に富良野に到着。
そして最初にやったことは、富良野駅前のコインランドリーでの洗濯。
その間に、駅から3分くらいの所にある焼肉屋五条亭でランチをとることにする。 ちなみに、豚トロ丼500円をはじめ、リーズナブルな上ボリュームもあり、味も満足。

昼食、洗濯を済ませた後ワイン工場へ寄り、試飲やらラベンダー鑑賞をしてから本日のキャンプ場白金野営場へまっすぐ向かうはずの予定が、ここは今ラベンダーが旬である富良野。 ついつい車を止めて、きれいな風景を見入ってしまう。

そんなこんなで、途中の買出しを含め(ここで再度キャンプ場で合流予定の綿貫家と偶然再会)、キャンプ場到着時間は予定を大きく過ぎてしまった。
テント設営中、これまた合流予定の臼井家が到着。 設営後、息子が行く前から楽しみにしていた白金温泉へ行き(露天風呂に滑り台がある)、入浴後キャンプ場へ戻った頃には綿貫家も到着しており、宴の準備は既に出来ていた。
子供達が勝手に遊び回る中(汗)、いろいろとご馳走になったり、また話もゆっくり聞けて楽しい時間を過ごす事が出来た。

翌朝、野鳥観察に行くという綿貫さんからお誘いを頂き、惜しみつつも宴は終えられた。

7月25日(金)【キャンプ場】 白金野営場

妻のお気に入りの『絵』。この時期の富良野はやっぱりいい。妻のお気に入りの『絵』。この時期の富良野はやっぱりいい。
冷夏の影響もあってか、まだまだ見頃。冷夏の影響もあってか、まだまだ見頃。
昨晩の約束通り、綿貫さんが4時半頃テントに迎えに来てくれ、綿貫ママさんと3人で野鳥観測に行く。
この時間だともう明るくなってはいるものの、最初のうちは野鳥の姿もあまり見えず、森の奥へ進むにつれ次第にその姿、鳴声もちらほらと聞えてきた。
北海道の朝の散歩はとても好きだが、キャンプ場を離れての早朝の森の散策は、また格別に気持ちがいい。
結局、思ったほどの数の鳥は期待できなかったらしいが、素晴らしい景色も楽しめ大満足でキャンプ場に戻った。

朝食後、綿貫家、臼井家とお別れをし、我家は富良野の街をあちこちと行くことにした。
まずは富田ファームへ行き、ラベンダーを楽しんだ後、お土産ものを買い込む。
妻の嬉しそうな顔を見ていると、ここはこれから先ずっと(というか、既に)我家の定番コースなんだなと思った。
そして次に向かうはチーズ工房。ここでも土産の買い物やらを楽しんだ後、隣接しているアイス工房でアイスクリームを味わってから富良野市内でコロッケの昼食、それから楽しみにしてた谷ジンギスカンでワイン漬けのジンギスカンを買出し、急ぎ足でキャンプ場へと戻る。
何しろ子供が白金温泉を楽しみにしてる為、忙しいったらありゃしない(汗)。
お風呂前に望岳台に寄り、ナキウサギを見れる事を期待したが、鳴声のみだった。
そして、温泉の滑り台でたっぷりと遊ばせた後の夕飯のジンギスカン。 これは期待を裏切らず、本当に美味しかった。

子供達がテントに入った後、妻と今回の北海道のキャンプ場での最後の夜に改めて乾杯をした。

7月26日(土)【キャンプ場】 P・パインハウス


美瑛にこんなひまわり畑あったっけ?マイルドセブンの丘などここからの眺望はよかった。
今日は北海道を丸一日満喫できる事実上の最終日。
美瑛に少しばかり立ち寄っていき、あとは目的地の小樽・朝里川へ一気に行く予定。
美瑛でゆっくりしていきたいという気持ちもあるが、早めに小樽に入ってゆっくりしたいという妻の意見から、子供達に美瑛の景色を見せて、感動だけでもさせようという考え(笑)。まあ無理でしょうが・・・。
しかも、娘はパッチワークの丘に着くまでのわずか30分ちょっとの間に寝ちゃってるし・・・。
結局、車で丘の周辺をぐるりと回り、無理やり息子に感動を強要した後(汗)、途中昼食を挟んで小樽へと向かった。

宿泊先のペンション・パインハウスに着いたのは3時前くらい。
チェックインしてから小樽の街を散策し、まだ買いきれていないお土産などを見て回った。
こうしてゆっくり小樽の街を歩くのは、考えてみたら10年ぶり。
懐かしいのと、お店の多さにまわりをキョロキョロ見渡したり、あちこち行ったり来たりと大忙し。
こういった繁華街の観光地も悪くないなと思った。

ペンションでの夕食は、大食らいの私でも食べきれないくらいのボリュームで美味しく頂けた。
食後、みんなで部屋ではしゃいだ(?)後、疲れと充実感からか家族全員で眠りについた。

7月27日(日)〜28日(月)

フェリーの時間まで運河の近辺を散歩、そして船内の食料の買出しを済ませ、もう帰るのかぁ・・・というのと、やっと帰るのかという思いが8対2の切なさで、小樽を出航した。
小樽ではちょうどお祭りの最中で、地元の人々が御みこしなどの催しなどでフェリーを見送ってくれた。
フェリー内では、北海道で撮ったビデオカメラを見たり、ゴロゴロしたりと完璧にぐうたらモード。
こんな過ごし方でもフェリーはやっぱり楽しいし、何よりロマンを感じる!(笑)
寝る前一人一人に今回楽しかったこと、そして反省点などを言いあってから消灯。

翌日、朝食は車の中で済ませ、ノンストップで自宅まで走らせた。
自宅に着いたのは、10時くらい。
これで今年の北海道のキャンプは終了。
楽しかったし、何より無事に行って帰ってこれたので大成功の旅と言っていいでしょう!

余韻もつかの間、一時間後には現実にどっぷり浸かり、仕事をしている私がいました・・・とさ。

《総括》 今年の北海道はとにかく天候に恵まれた。これに尽きると思います。
雨の北海道も、私なりに感じている風情があって嫌いじゃないので、「少しくらい降ってくれてもいいのになぁ。」等ととんでもない贅沢なセリフが出てしまうくらいの晴天続きでした。

行きそびれてた北海道最北端に行けたこと、綿貫さん、臼井さんファミリーとご一緒できたこと、昨年に比べ確実に成長してると実感できた子供達。
これらも今まで感じられなかった新鮮さがあって、それ故いっそう楽しいキャンプにしてくれたに違いありません。

ちなみに、今回泊まったキャンプ場はどれもお薦めできます!
そして、例によって来年は〇〇方面へ ・・・ と既に考えている今日この頃かも・・・です(汗)。

普通の(?)日記として書かせてもらいましたので、長文駄文にお詫びいたしますm(__)m
いつか他のフレンドの皆様とも北海道でお会いできたら素敵ですね!

Saturday, 08-Mar-2014 19:05:00 JST