キャンプ場の選び方
こだわりキャンプ術 トップページ ≫ 計画編 目次 ≫ キャンプ場の選び方 | Updated: 2014.6.13 |
理想的キャンプ場の KYE POINT は 空いている 静か 芝生 清潔 そして .. できれば 便利 安い
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空いている
■ 時期を選ぶ
理由は何も説明する必要はないでしょう。 空いているキャンプ場でキャンプをするには「時期を選ぶ」ことが大切です。 ( 「キャンプはいつ頃がいいか」を参照)一方、空いているのは結構だが極端なのもこまるときがありました。贅沢な悩みですが、、、、、、、
1992年の夕張・丁末風致公園大草原キャンプ場での経験。
このキャンプ場は一つの山全体がリクレーションの場となっており山の上の方にキャンプエリアがあります。
その晩は広いキャンプ場に我々だけで、夜になったら管理人もいなくなり、近くに明かり一つ見えず、
キタキツネの鳴き声や風の音に悩まされたことがありました。
以来、このキャンプ場には1度もいっていません、無料ですばらしいキャンプ場ですが。
今度は人がいそうな土曜日の夜にいってみたい。
上の写真は我々以外のテントがなかった弟子屈・桜ヶ丘森林公園オートキャンプ場(1997.7.9)
静か
■ 不要な騒音もある
キャンプでは静かに休養したり、本を読んだり、話をしたり、食事をしたりして楽しい時間をすごしたいです。 小鳥の囀りは大歓迎ですが、音楽や大きな話し声が聞こえるのは不愉快、カラオケなど論外です。キャンプ場が騒がしいのは市街地に近いキャンプ場で、土曜の夜や夏休みの時期が多いようです。 できればこの時期は避けましょう。
私たちの経験では騒音で嫌な思いをしたことはほとんどありませんが、1回だけ、美瑛・美瑛自然の村キャンプ場で不愉快な経験をしました。
それは「朝夕の放送」です。
このキャンプ場では、なんと朝夕2回、まるで幼稚園児に対して話すような内容のガイド(キャンプ場を汚さない、など)の録音テープの声が拡声器から流れます。
ここは野鳥の森に隣接しており「小鳥のさえずりで目を覚ます」理想的な森の中のキャンプ場なのですが、この放送のせいで大きく減点です。
芝生
■ キャンプサイトは芝生がいい
元気よく伸びて手入れが行き届いた芝生の上にテントを張るのは実に気持ちがいいものです。 テント全体が芝生の上に浮いている感じで「土の上に寝ている」感じはしません。最近作られたり改良されたキャンプ場ほとんど芝生なので問題ははりませんが、昔からあるキャンプ場で手入れが悪いところは土や砂(芝生がほとんどなくなっているので)になっており、快適さが損なわれます。
今までで「最高の芝生だ!」と思ったのはまあぶオートキャンプ場でした。(2000.10.12 写真 ⇒)
札幌のオートリゾート滝野キャンプ場も手入れが行き届いたすばらしい芝生でした。(1997.7.11)
清潔
■ テントサイト
さあ、テントを張ろうというときテントサイトが汚いのは不愉快です。 わざとごみを捨てていく人はいないでしょうが、きちんと手入れや清掃をしていないキャンプ場はあちこちにごみが落ちています。 こういうキャンプ場は避けたいです。一方、定期的に芝刈りをし掃除をしているキャンプ場も多く、こういうキャンプ場でテントを張れるのは何ともうれしく幸せな気分になります。
■ 炊事場
一般に炊事場は共同で使うものだからきれいに使いたいです。食事の材料を持って炊事場へ行ったとき、前に使った人の野菜の切れ端や米のとぎ汁などが残っていたら誰でもいい気持ちはしません。 自分が使い終わったらきれいに流すか集めて棄てるようにしたいのですが、炊事場の排水が速やかに流れるよう排水設備がしっかりしていないとこれも難しいです。
一人一人がいくら注意しても長い間には少しずつ汚れてきます。 キャンプ場管理者による定期的なクリーニングも不可欠です。
炊事場でお湯が使えるキャンプ場はまだ少ないようです。
まあぶオートキャンプ場はその少ないキャンプ場の1つでしょう。
利用した時期が10月半ばで朝は0度近くまで冷え込みましたが、給湯設備のおかげで食事の準備は快適でした。
(写真 →)
そのときのキャンプ日記はこちら。
■ トイレ
1986年にはじめて北海道でキャンプした頃は水洗トイレ付きのキャンプ場はほとんどなく一大決心をしてトイレに行ったものでしたが、最近営業を始めたキャンプ場はすべて清潔な水洗トイレになっています。古いキャンプ場でも「トイレは清潔でなくては」という趣旨からでしょうが、続々とリニューアルされてこぎれいな水洗トイレに変わってきています。 層雲峡オートキャンプ場 (旧 層雲峡青少年旅行村)、 まきばの家キャンプ場など。
■ ごみ捨て場
ごみをきちんと区分けして捨てるようになっており、まわりもきれいに掃除してあるのが理想です。 キャンパーのマナーが悪かったり管理が悪いとごみ捨て場のまわりにごみが散らかってしまいます。 結果として、ごみ捨て場が「広がって」しまい、不愉快な思いをします。ごみを持ち帰るようになっているところもあります(美瑛自然の村キャンプ場)。 道外からきて長期間キャンプをしてまわる場合は不便です。 ゴミを1週間も2週間も車の中に保存し、フェリーで自宅まで持って帰るわけには行きませんので、結局、ドライブ中に見つけたごみ箱に捨てることになり、これは、キャンプ場管理者の仕事をほかの人に転化しているような気がします。 長期間キャンプしてまわる人に対しては特別な配慮をして欲しいものです。
ここまでが必須条件です。 この4つが満たされないキャンプ場は「こだわりキャンプ術」では検討対象から外すします。
以下の2つは「できれば」理想的です。
便利
■ シャワー・サウナ
朝シャワーを浴び、夜は温泉で疲れを癒せればキャンプもより楽しくなります。 ( 黒松内・歌才オートキャンプ場ルピックなど)。サウナが付いていればなおいいでしょう。( 札幌・オートリゾート滝野)
■ 洗濯・乾燥機
2週間のキャンプとなると2〜3日おきに衣類の洗濯が必要になります。 1回の洗濯・乾燥で2時間ぐらいかかりますので、管理棟に設備(コインランドリー)があれば食事の用意をしながら洗濯・乾燥ができます。その際は「キッチンタイマー」をうまく活用しましょう。 「キャンプの持ち物」 の「キッチンタイマー」の項 参照
■ 管理体制
便利さとは少し違いますがキャンプ場の管理体制も検討項目です。 「こだわりキャンプ術」でお勧めの時期はキャンプ場は空いており自分たちだけしか泊まっていない、ということも珍しくありません。 このような夜は管理人がいなくて出入りが自由なキャンプ場は少し不安です。■ 買い物
最近のキャンプ場は管理棟に売店があり、ちょっとした物を売っています。 しかし楽しい夕食を期待して材料をこの売店で全部そろえるのは無理でしょう。 できればキャンプ場の近くに商店街があるのが望ましいですが、多くのキャンプ場は車で10分も走れば商店街まで行けます。■ 温泉
暑い夏場のキャンプでは汗を流し、冷え込む初夏や秋のキャンプでは体を温めるため「温泉」はありがたいです。温泉で暖まればビールや食事もおいしくなるだけでなく、よく眠れます。
■ 観光地
観光地の近くにもいいキャンプ場がある。弟子屈・桜ヶ丘森林公園は環境もよく、温泉も近く、屈斜路湖や摩周湖まで車で20〜30分で行ける便利なところにあります。虹別オートキャンプ場は道東のほぼ真中にあります。ここをベースに道東の観光地はほとんど回れます。(ちょっと早起きが必要ですが)
富良野は北海道でも知名度が高い観光地なのに昔はお勧めできるキャンプ場がありませんでしたが、 2001年に上富良野町の日の出公園に日の出公園オートキャンプ場がオープンしましたしたので、快適なキャンプをしながら観光ができるでしょう( 参考:サイバーフレンドの体験レポート)。
美瑛の観光は旭川郊外のひがしかぐら森林公園オートキャンプ場 フローレ、美瑛の美瑛自然の村キャンプ場、南富良野・かなやま湖畔キャンプ場などからも可能です。
安い
■ 安いのに、満足できたキャンプ場
必須条件を満足させるにはそれなりの費用もかかるはずですから、1晩2人で500円というわけにはゆかないでしょう。
北海道オートリゾートネットワーク協会に加盟しているキャンプ場は必須条件を満足している高水準のキャンプ場ですが多くは一泊2,000〜4,000円ぐらいの価格設定です。
例外的に安いのは虹別オートキャンプ場です。フリーサイト、大人2人で700円、道東の中心に位置していますので観光には「安くて、便利」なキャンプ場といえるでしょう。
■ 無料か無料に近いのに、良かったキャンプ場
北海道オートリゾートネットワーク協会に加盟していなくても「こだわりキャンプ術」の条件に近く、無料か数100円のキャンプ場がいくつもあります。紋別・コムケ国際キャンプ場は、外のトイレはちょっとという感じですが、芝生はいいし、管理人のおじさんが親切で(今でもいるかな?)安い(大人2人で400円)ので好きなキャンプ場です。
夕張・丁末風致公園大草原キャンプ場は素晴らしい自然環境で芝生もきれいで無料でした。
津別21世紀の森キャンプ場や稚内森林公園キャンプ場も静かでしかも無料で、いいキャンプ場でした。