1999・キャンプ日記(V) - 塚本光弘さん

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朱鞠内湖畔キャンプ場 8月14日(土)、目的地は「朱鞠内湖畔キャンプ場」。しかし妹達家族が「とうまスポーツランドキャンプ場」で連泊するという  ・・・・  続き
■キャンプ期間 1999年8月14日〜15日
このページの内容
日程と利用したキャンプ場
キャンプ日記
帰路に感じた危険なこと
参考ページ
サイバーフレンドの ・・・  キャンプ日記  キャンプ場情報  "特配員"だより

【このページのキャンプ場】  朱鞠内湖畔キャンプ場

日程と利用したキャンプ場

8月14日朱鞠内湖畔キャンプ場
8月15日・・・・・ 帰宅
帰路に感じた危険なこと

8月14日(土) [利用キャンプ場] 朱鞠内湖畔キャンプ場

目的地は「朱鞠内湖畔キャンプ場」。しかし妹達家族が「とうまスポーツランドキャンプ場」で連泊するという(夜は近所の家族も参加して宴会になるらしい)。実家のある旭川から近く、目的地への途中ということもあってテント二張りの設営だけを手伝った。学校の夏休み期間中でもありサイトは混雑しており、日当たりの良い公道脇の一部しか空いていなかった。仕方なく車を停めて設営を手伝ったが、婦警さんに切符を切られる直前まで気が付かず、冷や汗をかく始末でした。荷下ろし状態であれば黙認だったようです。ここはオートは全面禁止ですが、サイトは傾斜があり雨水もたまりやすいなど良い状況ではありません。駐車場も遠いのでリヤカーがありますが不足。したがって路上「停車」だけ認めているのかもしれません。迷惑になる嬌声や騒音の自粛など言い残し、一路目的地へ。

14時30分到着。料金は一人500円のみ。サイトは3カ所あり第3サイトが空いていた。ここが一番新しいサイトですが、整備はいまひとつの感じです。

朱鞠内湖畔キャンプ場・第3サイト
第3サイト
*第1サイト
やや傾斜はあるものの眺めは良く芝生も普通の上、炊事場・水洗トイレ・コインランドリー施設などはりっぱです。ただしオートは不可です。
*第2サイト
オート可。炊事場・トイレが第1よりやや劣る。テントサイトは区画整地されたものが湖岸に添って30床くらい。他はすべてフリーなので、どのくらいテントを張れるのだろうか・・・・・・
*第3サイト
天然林の林床からササだけ除いた作りである。天然の大きな樹木があるので雑草はない。区画整地されたサイトは湖岸に添って15床くらいまで数えたが、他はフリー。日の出から日没まで直射光線の当たらない場所を広めに確保できた。しかし、トイレは一応水洗ではあるが男子大便所が一つしか無く、排気扇も見えない。混雑時には絶対つらい思いをすると思いました。

設営後は后眠タイム。ここの利用も5回目となると特別見たいところもなく、気温が30度以上で湿度も80%以上もあれば、まず動く気がしません。いくら木の陰とはいっても微風すら感じないのでは、これは蒸し風呂でしょうね。

椅子の背もたれに枕を付け、足を高くして約2時間、うつらうつらのひとときでしたが、近くに設営を始めた気になるキャンパーについて。

私たちより30分くらい後から来た4人のファミリーですが、奥様(多分)だけがキャンプに飛び入りした感じの服装でした。ご主人はテントのしわ一つないくらい微調整につぐ微調整を繰り返したし、子供達と奥様は椅子・テーブル・コンロなど車内から運び出してセットしていました。使い勝手のよい配置を考えていたのでしょうか、こちらも微調整の繰り返しでした。やがて満足のいくセットが完成したのか、奥様と子供達は第2か第1サイトの方へ散策?に。ロングドレスと細いハイヒールだから舗装された車道を歩いていったのだろうか。残ったご主人はそれでもまだ薪や炭の置き場所の微調整をしていました・・・・・が、突然今までの反対の行動にでました。テーブルなどを片っ端から車に積み込み、テントも丸めて押し込むや否やエンジンをかけ、脱兎のごとく走り去りました。何があったのでしょう。

時刻は17時すぎ。樹木の間から涼しい風がながれてきました。水を汲み夕食の準備です。前回の「沙流川キャンプ場」とちがってここはカラスの鳴き声も無く、また、キツネや蚊もいないので安心して座っておれます。

食事の準備をしながら妻と話しました。ここにはゴミ箱がないこと。しかし清掃らしき軽トラックが走り回り、その荷台にはビニール袋に入ったゴミを載せているのは何だ。ゴミは持ち帰ってくださいという看板がある。炊事場横にはドラム缶を横半分に加工した蓋付のゴミ入れらしきものがある。第1と第2サイトには分別方式で設置してあるのに。これでは不法投棄を誘うようなもの。とりあえず明日確認しようということでなんとなく納得。

ここに来る途中、士別市のスーパーで購入した食材を煮て焼いて漬けて。今夜も手のかからない食事になりました。食後はランタンの光を絞り、満天の星を見ながらの一杯(まさか)。オンザロックの氷は溶けるのが早かった気がします。

この第3サイトには夕方で約40張りくらいのテントがありましたが、そのうち2〜3のテントからは強烈に目を刺すような光が出ていました。いくら性能が良くてもこれではねー。静けさが保たれているだけにこの明かりは不釣り合いです。

耳元のラジオからは玄倉川の事故のニュースが。ここにもキャンパーのマナーが関係しているのでしょうね。・・・・・言葉も少なくなったころ時刻は23時、グラスを置いてテントの戸締まり。勿論キツネやカラスの対策も充分にしました。

8月15日(日) ・・・・・ 帰宅

小鳥のさえずりと食器の音で起床。5時です。今日も朝から快晴。気温もまた30度を超えるでしょうか。しかし樹木の陰ではいま涼しい風が流れています。

朝食はこれもまたいつものとおりで、ご飯・みそ汁・焼き魚・なすの一夜漬けです。昼もここで食べるように、一応メニューは考えてあります。といっても、それほどでもありません。ただのソーメンです。ただ、冷やすための氷が昼まで残っているかどうかが気になるところです。

8時半、セミが一斉に鳴き始めました。気温もかなり上昇しているようです。キャンパーの出入りもはじまりました。8ナンバーの車もかなり目につきます。じっとしているのがむず痒い感じです。日陰伝いに湖岸へ降りてみました。竿を垂れている人もいましたが、ここでの釣果は難しいよ、と独り言をつぶやきながら見回すと、第2サイトの突端越しに貸しボートに乗っている人影も。そうだ、ここはカヌー・カヤック・ゴムボート・プレジャーボートなど持ち込み船は使用禁止である。人造湖なので水中にある枯れ木の枝先が、鋭く手を広げたように隠れていて、なかなか水面から確認することができず、ボートに穴を開けた事故もあったようです。また水泳も禁止です。水面と水面下1mの温度差が大きく、心臓麻痺を起こしやすい。遊ぶことができるのは第1サイト前の湖面だけです。湖上遊覧船と貸しボートがあります。ただし第3サイト以外はスピーカーと遊覧船のエンジンの音がうるさくて、静かに過ごしたいキャンパーにはおすすめできません。

蛇足ながら別の情報をひとつ。毎年8月最初の土曜日(99年なら7月31日)にキャンプすると、第1サイト前で豪快な水中花火をみることができます。勿論打ち上げ花火もありますが、土曜・日曜はここの湖水祭りで他にも水上綱引き大会やプロの漫才師・歌手など招待した催し物があります。私もここの町内で買い物をしてもらった抽選券で、紀州の本物の備長炭5kgが当たったことがあります。

11時半昼食。どうしても好きなものになります。それに北海道では異常なくらいの暑さでは、とても手の込んだ料理はできません。結局めんつゆに少々手を加えたものですませました。それにしても、この暑さは北海道ではありません。

13時撤収開始。帰路の混雑はどのルートも同様に始まったとか。ここからだと通常は3時間で帰り着くコースをえらびました。大きな町もなく、信号機も少なく、それでいて国道で、という275号線です。

14時から順調に走っていましたが、浦臼町の信号から部分的な渋滞がはじまりました。そして月形町から当別町までが最悪の区間。当別からは石狩市を回って無事帰宅。通常の交通量でした。帰宅時間は18時でやはり1時間ほど長くかかっていました。

帰路に感じた危険なこと。

渋滞になると車の左側をすり抜けていくライダーがいます。キャンパーもいます。バイクの幅が小さいため路側帯でも走行できるからでしょうが、一方4輪車も大型車にあとについていると前方がよく見えないため、車体を左右にゆらしているのが見うけられます。その大部分の車が前方にばかり気を取られているのか、警笛を鳴らすのはバイクの方でした。幸い接触・転倒などの事故は見えませんでしたが非常に危険な場面です。  

サイバーフレンドの皆さん、知人にも啓蒙しましょう。

Sunday, 20-Jul-2014 12:40:43 JST