2003・キャンプ日記(U) - 塚本光弘さん

雨の予報のない最適な時期でした。
黒松内町「歌才オートキャンプ場ル・ピック」、岩内町「いわないリゾートパーク ・・
続き
■キャンプ期間 2003年7月17日〜7月22日
7月12日(土) 曇り ▲ 歌才オートキャンプ場ル'ピック
9:30
出発。息子の、関西出身の上司がベタほめという「ル・ピック」へ。孫の相手を兼ねて誘われたのだが、小樽と余市がかなり渋滞していた。

写真2 仲良く譲り合うミニ菜園

写真3 私もこの味噌パンが好き

写真1 テントの花が満開
13:30
予定より1時間遅れてチェックイン。息子たちはテントの設営中だった。場内はすでに満杯状態 [写真1] 。こんな風景はもう何年ぶりだろうか。ネット上では来週の土曜日も満杯だ。寒いといいながらやはり7月を実感できる。
管理棟うらのミニ菜園にはえんどう豆が大きく育っているがまだサヤはついていない。キャンパーが自由に採取してよいのだが、独り占めはよろしくない。控えめに最低限の採取にとどめていただきたいものだ [写真2] 。
5月にお目にかかったポニーは留守?だった。「今日はお馬さんは休みだよ」と言い聞かせたが物足りない顔。そんな時タイミングよく山鳩が遊びに来た。味噌パンを与えて手なづけ、しばし孫たちと楽しんだ [写真3] 。
17:30
夕食は持ち寄りの食材で手の伸ばしあい。肉・イカ・ツブ・果物・・・etc。
周囲のファミリーはみな静かである。昨年の「エルム高原オート・・」とはずいぶん違う。これが「ル・ピック」の姿だと思いたいがどうなのだろう。
22:00
後片付けがやっと終わった。20時ころから降ってきた霧雨がテントに滴をつくりはじめた。朝まで続くといやだなあ。
7月13日(日) 晴れ ▲ いわないリゾートパーク オートキャンプ場 マリンビュー

写真4 炊事棟と管理棟
6:00
起床。テントは濡れていない。空は薄曇りで青空が期待できそうだ。
8:40
朝食。孫たち共々がっちりと和食。島牧村の「山海味覚祭り」に寄っていくという息子たちは一足先に退出。やはり孫の相手は疲れるモンだ。
11:00
退出。我々は北へ。今日は岩内町「マリンビュー」である。岩内町の中心部で多少の買い物をすまして直行。
12:30
チェックイン。
個別サイト、
テントスペースは十分な広さがあっていいのだが
駐車スペースは短くて傾斜がある。自分の車の場合芝生に踏み込まなければ水平にならない。すなわち車路が低いのだ。サイトの水はけはよいかもしれない。
サイトは15アンペア電源のみだが目の前にきれいな炊事棟がある。管理棟もトイレ棟も、サイトの芝も満足できるものだ [写真4] 。
北海道オートリゾートネットワークのキャンプ場は現在46箇所あるが、スタイルやコンセプトはそれぞれ違う。ただ、料金が高いということでは共通のように感じられる。しかし道東では安いところも結構あるし、閑散期割引のシステムをとっているところもあるので直接確認してみるのもよいと思う。
15:30
今夜はタープだけ。私の言うタープとは一枚の屋根だけのものだが、最近になってテントといっているものもタープだということがわかった。要するにスクリーンタープなのである。99年の購入時は確かにスクリーンテントという品名だったので、グランドシートのないテントとして理解してきたが、これからは今風に言い換えようかと妻に言うと、「どっちでもいいでしょ」とのこと。そうだろなあ。妻にとってはタープよりテント、ペグよりピン、ランタンよりランプだから。マ、どっちにしてもそういう年代の我々ではあるのだ。

写真5 イカ漁のいさり火
多摩ナンバーの熟年夫婦が入場。今夜は我々と2組だけだろう。15時ころ退出したバイクの一団(およそ60台)が、退出前に何度も出入りしていたためものすごい騒音にさらされたが、やっと静かな時間がきた。
20:00
シャワーを使う。200円払えば使い放題である。但しプッシュ式でワンプッシュ15秒。プッシュを繰り返すのだがこれはどんなものだろうか。
シャワーから出てスタッフと話す。料金の高さ(サイト料3000円、入場料2人2000円)以外は満点と私。安全は保証するとスタッフ。そのあとアンケート用紙にはカースペースの傾斜問題も書いておいた。
21:00
風もなく温かい。空には雲があるようだが雨の心配はなさそうだ。昨夜と今夜はラジオもテレビもなし。港から遠くないところに漁り火が見える。明朝4時の競りにかけられるイカ漁の船である [写真5] 。
7月14日(月) 晴れ ▲ 羊蹄山自然公園真狩(まっかり)野営場

写真6 乗り入れのできたサイト

写真7 登山者のためここだけベンチが
7:50
退出。ニセコの道の駅でしばし休息。売店の開くのを待って例のごとく家に持ち帰る野菜を物色した。今日は
「真狩キャンプ場」だが受付は休みである。料金は退出時に申告して払うことにしてある。
キャンプ場はR66から少し上ったところだが、その入り口に「羊蹄の水」という水汲み場があるので10リットルほど積み込んだ。
10:30
到着。登山・下山の基地的キャンプ場なので広いながらも大雑把なつくりだ。
サイト・・全面オート可能。一方の芝生サイトは横付け不可。反対の砂地サイトは可能。砂地なのは丸太で囲ったテント床だけで4面が一区画になっている [写真6] 。
炊事棟の骨組みは太い丸太。年月は感じるがしっかりしたつくりである [写真7] 。ゴミの分別は6種類。炊事棟とトイレ棟が多い。シャワー棟もある。トイレは旧式と簡易水洗が混在しているが、化粧ブロックの建物が旧式でモルタル仕上げのほうが簡易水洗のようだ。外壁に這わせた水管で判別できる。
13:00
昼食は持ち歩いていた真空パックのイカ飯。レンジより煮沸したほうが柔らかくなるし、製造元は函館より森町で作ったものが私の好みの味になっている。
17:00
夕食も簡単に済ます。明日は一時帰宅するのでタープも張らず、暑いこともあって日陰を追ってテーブルを移動しながらの2食となった。
客が増えた。明朝の登山者もおればキャンパーもいる。習志野ナンバーも見えた。見える範囲にはテントが10張り車中泊が3台。年代はさまざま。下山者が5人、
みな疲労の色も見えるが一様に満足はしているようだ。縦走してきたという4人はタクシーを呼んで帰った。かつては大雪山や十勝岳を縦走していた私だが、今そんな体力があるかどうか。妻は止めろというが機会を見てチャレンジしてみたい。
20:20
山並みの上の南の空がまだ明るい。薄曇なので夕焼けの反射光があるのだろう。どうやら明日も雨は心配なし。
7月15日(火) 晴れ ・・・・・ 一時帰宅
6:00
起床。昨夜の就寝時よりテントが増えている。そして早々と登山口へ行った。キャンプ場の料金はどうするのだろう。管理人は8時45分にならないと来ない。
8:00
朝食の片付けも終わり時間を待つ。我々のそばにいた二人連れも素早く片付け、8時40分同時にエンジンスタート。私は前進で、その車は後進でサイトを離れたが、私の進路をふさぐようにして方向転換し一歩先に出発した。後は脱兎のごとく走り去った。それも管理棟の前を素通りして・・・。人生経験豊かな年代なのにわずかな料金を踏み倒した・・・情けない・・・
14:00
寄り道しながら帰宅。定山渓温泉から札幌市内方向が一部渋滞とのラジオを聞いて、定山渓から朝里川温泉へ抜けたが峠だけが小雨と霧だった。
***** 妻の歯科予約診療のため2日ほど中断 *****
7月17日(木) 曇り ▲ 美笛キャンプ場

写真8 傾斜・砂地をものともせずに

写真9 車も人もこの石に注意

写真10 平和を感じるひととき
8:30
出発。今日は支笏湖畔の「美笛キャンプ場」。何年か前に利用して様子はわかっているので予約なし。
11:15
チェックイン。平日だが小学生と思われる子供たちが何人か・・・。湖畔の砂地にテントがある [写真8] 。傾斜は気にとめないのか水際から埋まっていくとは管理人の話。我々は平らなところを選んだ。
11:15
コンビニにぎりと漬物で昼食。空は一面の雲だが雨の心配はなし。湖面もポロピナイ側より静かで空模様とは反対に穏やかな感じがする。場内も以前よりすっきりしている。あの、モニュメントよろしく置いてあった岩が整然と置き換えられていた [写真9] 。常設テントも設置されていたが、概して雰囲気は変わっていない。深い森林の巨木が全面的に葉を茂らせて空の眺めは狭いが、枝下の空間は以外に広い。
管理棟をはじめほかの建物も清掃・管理が行き届き快適さが感じられる。しかし土曜日には一変するらしい。料金が安いことから多様な利用者が押しかけるという。まもなく夏休み。その後約1ヶ月は清掃スタッフも増員するのだろうか [写真10] 。
カラスがうるさいので一計を案じた。まず落枝の中からきれいにYの字を描く部分を切り出す。幅広の輪ゴムと2×8センチの皮を用意してYの字に取り付ける。要するにパチンコとも言う懐かしい代物である。勿論10ミリ程度の小石でスズメなら打ち落とせるが、頭のいいカラスを威嚇するだけならこのゴムのカラ打ち音だけでも驚くほどの効果がある。この作品を写真で紹介したいが、他の動物虐待なども予想できるので詳細は遠慮したい。私の幼きころ、魚よりもはるかに高価だった肉、その代用食としてのスズメ、実った稲穂を食い荒らすスズメ、米倉庫に入り込んで俵に群がるスズメ・・・等々害鳥として定着していたころのスズメを獲る大人たちは空気銃や霞網を使用していたのを覚えている。町の定食屋も大量に買い取ってメニューに入れていたくらいだから、需要も十分にあった時代かもしれない。
17:30
てなわけで夕食は焼き鳥が加わった。そして焼きジャガ・玉子焼き・トマト。玉子焼きも鳥だ・・・。私の飲み物は缶チューハイ。初めて飲んでみたがこれはいかん。炭酸ガスが胃を満腹にさせて固形物が進まないのである。体重を減らすにはいいのかな。すぐウィスキーと取り替えたが・・・
21:00
妻が、自分で持ってきたラジオを取り出す。珍しくNHKを聞いている。三橋・春日・村田と往年のうたが流れ、そのあとは浪曲ときた。私はヘッドホンでジャズを聴く。やはり我々は年なんだ・・・。
7月18日(金) 晴れ ▲ 水辺の里・財田(たからだ)キャンプ場

写真11 防風効果抜群の樹林帯

写真12 温泉街は中島のうしろ

写真13 さて誰がおいらにエサを
5:00
起床。雲が厚い。ここでの風は感じないが湖面の遠くではさざ波が立っている。間もなく雲を吹き払ってくれるかもしれない。竿を持って湖岸を歩く人、静かにテントをたたんでいる人がいる。私は思いっきり背伸びとあくび。と、山鳩が寄ってきた。与えるものはない。綿のような柳の花がゆっくりと落ちてきた。
7:30
食事中だが朝一番の入場者。インは11時からだが、アウトが7時からなので同時の入れ替えが可能のようだ。しかしハイシーズンだとどうするのか。
8:45
退出。今日は洞爺湖畔の「財田(たからだ)キャンプ場」。R276を大滝方面に向かう。美笛峠を過ぎるとウソのような晴天。今日もついているか。
11:30
壮瞥町の道の駅で昼食。牛の焼肉とジンギスカンの店だが副メニューもある。妻はカレーライス私は冷やしかけそば。互いに少しずつ味見をした。都会の味付けとは違う懐かしい味。引き継がれる土着の味とはこれだと思った。
12:30
チェックイン。ゲートの開閉は利用者がリモコンで。木立が少ないので暑い。しかしこのキャンプ場は洞爺湖北岸にあたり、サイトのそばには湖岸の樹林帯があり、日陰があって風も防いでくれる [写真11] 。そして目前には中島がデン。温泉街の連夜の花火は見られない [写真12] 。
このキャンプ場、昨年から全面オープンとなったらしいが、トイレは管理棟そばに2箇所のみ。炊事場はバランスよくサイト内に2箇所あるがどうしてトイレだけ? サイトの配置と距離の関係か。炊事場は一般的だが洗面・シャワー・トイレなどの施設は立派である。シャワーは200円前納で時間は自由。浴室用のサンダルを貸してくれるはありがたい。
17:00
夕食の準備を始めたころから続々と入場者。14000円のコテージも5棟全部が埋まった。湘南・福山(何県?)のナンバーも見える。
珍しくカモメがきた。低く旋回しているので海の観光船を思い出し、竹輪を放り上げたら見事にキャッチ。やはり魚を食べている海鳥だ。その後ハムも与えてみたがそれは食べなかった [写真13] 。
21:30
一部のサイトを除いて静かになった。さて明日の天気は?
7月19日(土) 晴れのち曇り ▲ 森野オートキャンプ場
6:00
起床。陽はすでに高く暑い。
7:00
朝食時、白い綿(ヤナギの花)が容赦なく降りそそぐ。たまらず車の中で済ます。
9:30

写真15 噴火の爪あと

写真14 新築したまま放棄した家
退出。湖畔の細い道を温泉街に向かう。途中、洞爺村市街地の小さなキャンプ場はどこもテントの花が満開だった。
温泉街から噴火の跡を見に行く。新築したばかりで捨てざるを得なかった家が3戸見える [写真14] 。道路が陥没して取り残された乗用車が半分水没している。泥流に埋まった建物(マンションか病院)もそのままである [写真15] 。噴火の記憶を留めるため、意識して現状保存していると聞いた。いろいろなサービスを展開しているため観光客が戻ってきたとは駐車場係りの話だが、久しぶりに来た私もそう思った。
12:00
大滝村R86のミニ物産館で昼食後直ちに出発。白老町との境(オロフレ峠)は濃い霧で20キロ以下の走行。
13:00
「森野オート」チェックイン。川村オーナーの私設キャンプ場だ。入り口の受付に車を止めると愛犬が尾をふってほえる。オーナーが走ってくる。車の大きさをみてサイトまで案内してくれる。そして走り去る・・・。

写真17 山ウドの採れる斜面

写真16 この周囲がサイト
サイトから見下ろす庭はパークゴルフもできるが、大小の花木が植えられ小さいながら池も作られている [写真16] 。砂利採取で掘り下げたところを庭に、その周囲をオートサイトにつくってあるのだが樹木がとてもよい [写真17] 。清掃管理はオーナーの妹さん夫婦が担当で日に何度も回っているらしい。トイレも木造ながら床も木質系フローリングで完全水洗だ。泥足で入るのが気の毒なくらいきれいになっている。
いま利用できるサイトは全面にわたり砂利と土だ。丸太で作ったテント床の土は柔らかく、細い短いペグだと効き目なし。地形的な気象条件のせいか晴天・乾燥は期待できないので、太く長めのペグがいいようだ。またテント床がほとんどで接続しているのが気になるところだ。
水は地下90mからモーターでの汲み上げ式。役場の指導で滅菌・消毒装置もつけてあるが本当は使いたくないという。私も同感だ。
14:00

写真18 いろいろなサイズのサイト
早い予約かそれとも当日か続々と入ってきた。多分どこにも入れなかった人達だろうというオーナー。時々立ち止まっては携帯で話していた相手はこの人達だったようだ。マイクロバスの手作りキャンピングカーもきた。どのサイトにと見ていたらオーナーが案内。余裕をもって止められるサイトもあった [写真18] 。
あれこれ聞き、あれこれ考えて連泊を申し込んだ。ゴミは持ち帰りだし、サイト状況もよくない。気温も低く青空も期待できない。売店やシャワーもなく、白老の
市街まで15キロもあるのに・・・。何だろう、不思議なそして説明のつかない魅力を感じるのである。妻にはなかば強引に納得させた。
18:00
少々寒いのでストーブを点けての夕食。
マナー・・隣の犬がうるさい。親子で電動スクーターに乗り回すのもうるさい。食事中の私たちの前を、親子で近道とばかりに歩き回るのもうるさい。
明日もこうなのかと言わんばかりの妻。今晩だけだろうとなだめる。
22:00
まだ入場者がいる。遠くから来たのだろうか、すぐ眠りにはいったようだ。車は16台に増えていた。時々だが霧雨を感じる。明日が心配だ。
7月20日(日) 曇り ▲ 森野オートキャンプ場 (2泊目)
5:30
起床。あたりは深い霧と霧雨を感じる。炊事場やトイレはいま掃除が終わったようだ。ざわめきのない静かなひと時である。
7:30
三々五々朝食の準備。あわせるように子供たちの動きも活発になった。
9:00
テントはたっぷりと水滴がついている。R86を走る車の音からも路面に水がたまっているのがわかるが、夜中に霧雨が続いたようだ。今日一日こんな空模様で過ぎるのか。昨日は道北の名寄や旭川で26〜29度にもなったらしいが、ここでは20度以下。
13:30
遅い昼食のあと買出しで白老市街へ。空が暗いのでせめてテントの中だけでも明るくしたいと電球とソケットを買う。戻ると朝8時からパークゴルフに興じていた団体が、今度は家族も交えてジンギスカン鍋を囲んでいた。霧雨なので極端に濡れることはないが、こんなときのジンギスカンは北海道の定番である。腹いっぱい食べてもう要らないと言っても3日過ぎればまた食べたい・・・そんな焼肉なのだ。
15:00
キャンパーの入れ替わりがはじまった。昨夜より少ない見込みだが静かであってほしい。
21:30
1日中霧は晴れなかった。何もすることがなく(これが好きなのだ)キャンパーの動きを見ているだけ。ラジオはずっと九州の土砂災害のニュース。気の毒である。
7月21日(月) 曇り後晴れ ▲ マオイオートランド
9:15
「森野オート」退出。ぐしょ濡れのテントは小さくたたんでゴミ袋に入れたが、今日の目的地
「マオイオート」ではどうか。水と張り付いたゴミは持ち帰りたくない。何とかマオイで乾いてほしいものだ。
苫小牧市内のR36は駅前あたりから乾いてきた。前方の空も明るい。JR室蘭本線に沿ったR234を由仁町方面へ向かう。このあたりの丘陵地帯は、もう少し樹木を取り払えばあの風景が現れるだろう。そう、パッチワークの美瑛の丘である。しかし残念?ながら防風林の役目もあるらしくそれはしていない。途中、長沼町の道の駅・マオイの丘公園に立ち寄り買い物。野菜が安い。無農薬(減農薬だろうが)大根などは札幌の半値である。妻の目が光っているのはいうまでもない。
12:30
チェックイン。ゲートは空きっぱなし。カードもリモコンも無いのは、退出者のためだろうか。まだ少ない入場者の中に、練馬と習志野ナンバーを見る。
第一印象・・・都会派のキャンプ場。男女とも着衣が街着である。我々のような山を歩いてきたような服装ではないこと。
14:00

写真20 風雨のときはつらいかも

写真19 設営終了であとは散策
とにかくテントを張る。すぐ乾いたので箒でゴミを払う。簡単にとれた [写真19] 。一息いれて場内を一巡。丘陵地帯よろしく緩やかな起伏があり、接近したサイトと間隔のあるサイトが配置されている。設備・・・・・
炊事場にはお湯が出るし、
トイレにはウォッシュレットもある。勿論除菌剤もある。また炊事場の洗面部分には大きな鏡と照明、そして子供用の踏み台までおいてある [写真20] 。
テントスペースも
カースペースも十分な広さがある。何よりも良いと思ったのは各サイトが水平であること。ペグの効きもよい。
上空はまだ雲に覆われているが、太陽の熱は感じる。また新千歳空港を離陸したジェット機の音、また地方道の四つ角にも位置しているので日中の車の音、そばの農家のトラクターの音など、地上と空と両方の音を浴びるのは止むを得ないところである。今日はガス照明はやめて100ワットの電球をともす。明るい。
19:00
温泉無料券(500円×2枚)をもらったので徒歩3分の長沼温泉に行く。効能はいろいろらしいが我々にはどうでもよい。手足を伸ばせたのが最高だ。
21:30
昼の騒音がうそのようになった。明日はゆっくり退出できる。いまのところアウトは自由らしく、今日も15時過ぎに退出したファミリーが3組。清掃員は空いたところから回っていたが・・・我々はどうしよう。
7月22日(火) 晴れ ・・・・・ 帰宅
6:30
入浴が効いたかぐっすりと眠れた。今日も雨の心配はない。空気が乾いているのでタオルも乾きが早い。
7:30
朝食は残り物。
9:00
オートサイトのみで7割近く入っていた利用者も半分が退出した。我々はもう少しのんびりする。しかしジェット音にせかされてからだが動く。コンロとケトルとカップ麺、そしてテーブルとテント以外は片付けた。早い昼食をここですますことになったのである。正規の退出時間は11時、そのころには退出したい。
11:40
少し遅れたが退出。そのまま由仁町の「ゆにガーデン」見物へ。ハーブばかりの庭園で名も知らぬ花ばかり・・・白いハマナスが珍しかった。
16:00
江別経由で帰宅。