2002・キャンプ日記(T) - 塚本光弘さん

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歌才オートキャンプ場ル'ピック 2002年は単発のキャンプからはじまりました。
5月14日(火)、9:30 ル・ピックに向かってて出発。 続き
■キャンプ期間 2002年5月、6月、7月
このページの内容
日程と利用したキャンプ場
キャンプ日記
総括
参考ページ
サイバーフレンドの ・・・  キャンプ日記  キャンプ場情報  "特配員"だより

【このページのキャンプ場】  歌才オートキャンプ場ル'ピック  エルム高原オートキャンプ場  兜沼公園キャンプ場  利尻町森林公園

日程と利用したキャンプ場 ■ 2002年は単発のキャンプから
  5/14〜16 歌才オートキャンプ場ル'ピック

■ キャンプの再開は孫の相手から

  6/29〜30 エルム高原オートキャンプ場

■ 少し間を空けて

  7/7〜10 兜沼公園オートキャンプ場
 利尻町森林公園
総括

2002年は単発のキャンプから・・・

5月14日(火) 晴れ 利用キャンプ場: 歌才オートキャンプ場ル'ピック

9:30

写真1 羊蹄山

写真2 24番サイト

写真3 自作のクリップ
ル・ピックに向かって出発。いつもの小樽・倶知安コースで走る。途中の羊蹄山は近ずくにつれてその雄大さが素晴らしい(写真1)。
11:00
ニセコの道の駅で休憩と買い物。特産物のユリ根を買い、ル・ピックに予約を入れる。二泊OKだ。
13:50
到着。まずは5月1〜3のキャンセルを詫びる。今回はいつもと違う角度からの視野を楽しみたかったので、24番サイトをたのんだ(写真2)。この時間は車の音や動きが、非常に気になるくらい静かなひとときだ。
14:30
テント設営。グランドシートが無いタイプなのでピクニック用大判シートを二枚、二つ折りにして敷き込む。真ん中は通路として空けておく。テーブルなど必要なものを運び入れてセッティング終了。風がやや強い。ロープ止めには自作のクリップが活躍。ロープを濡らしてから緊張するとよりいっそう効果がある(写真3)。あと多少の買い物に市街へ行く。
17:50
今夜の夕食に煮炊きするものはない。野菜サラダ・フランスパン・コーヒー。それに焼きブタとトマトだけである。・・・・・質素・・・・・
20:00
ベットメイク。シェラフは新しく買ったものと二枚あわせに。今夜は私たちのほかは5番サイトとバンガローに車がある。風は弱くなったが冷たい。外気温5℃。
20:30
そろそろ寝よう。

5月15日(水) 晴れ利用キャンプ場: 歌才オートキャンプ場ル'ピック

5:40
起床。気温は9℃だが青空がまぶしい。
7:00
朝食。妻はまたパン食だというが、私は米飯食に。
米の火加減は妻にまかせ私は味噌汁を作る。義父の自家製味噌はもう手に入らないので、スーパーの味噌をいろいろ食べ比べ、やっと見つけたお気に入りを持ってきた。味噌汁の具はジャガイモとササの子を少々入れる。おかずは焼き魚と梅干と漬物。食後は緑茶。通常の食習慣が一番落ち着くなぁ。
9:00
ブナセンター横から林間コースを歩く。空は晴れ渡りまことに快い。
12:00

写真4 ササの子
昼食は朝の残りですます。食後はテント横のササ藪からさらにササの子を採取。二人とも無心に皮をむいたが、量的にはこれで十分だ(写真4)。
このほか高山地帯には「根曲がり竹」という親指位の太さのササの子(竹の子とも言っている)もあり、これはまた皮付きのまま炭火で焼いたり電子レンジで加熱し、からしマヨネーズなどで食べると大変うまい。煮つけもやわらかくてお勧めである。
皮を取ったササの子は、大根・ジャガイモ・フキ・コンニャク・シイタケ・あげ・身欠きニシンなどと煮込む。これは冷めてからでも十分うまい。
17:30
夕食。この時間3組のテントが開いた。今時の平日はこの程度の入りだろうが静かでよい。空気はやはり冷たいが風はない。テントの中はガスストーブのおかげで20℃、外は10℃になっていた。
食事のメニューはササの子の煮つけと塩ホルモン。あと少しだけ乾麺(うどん)をゆでたが、二人とも年のせいか食事の量は少なくなくなったようだ。
20:30
管理等のシャワーをつかう。外気温7℃、若いペアはまだ炭火を囲んで食事中。声をかけると寒いという。そりゃそうだろう。
21:40
明日は厚沢部町の鶉ダムにある「ハチャムの森オートキャンプ場」だ。ここも5月はじめにキャンセルしたところ。再度OKはもらっているが新しいのでぜひ利用したいところである。そろそろ就寝。

5月16日(木) 晴れ ・・・・・ 帰宅

9:00
今日の目的地は近い。ゆっくり朝食、ゆっくり片付け、受付に挨拶し出発。
10:30
厚沢部町のコンビニで少々の買い物。終わって車に乗ろうとしたとき携帯が・・・。ハチャムの森にキャンセルの連絡を入れて引き返す。とりあえず長万部・国縫のインターから札幌・手稲インター(自宅)まで直行。

(キャンプは当分中断することに)


キャンプの再開は孫の相手から・・・

6月29日(土) 晴れ利用キャンプ場: エルム高原オートキャンプ場

10:00
出発。行き先は遊具があってせせらぎが合って、そして定番の温泉があること。赤平市の「エルム高原オートキャンプ場」だ。R38を走ると名前負けしたようなな徳川城があるが、ここが目印になる。
12:40

写真5 サイトは広い

写真6 クワガタムシをとった!
その駐車場で息子たちと合流。キャンプ場受付へ。名前を告げたあと浅川さんからの伝言を・・・。神奈川県の浅川さん・・・だけですぐわかってくれたのはさすがである。いろいろと話もしたいようだったが、私の後ろにも受付を待つ人がいたのでこの場はすぐサイトへ移動した。指定のサイトはキャラバンサイト。普通車なら3台、テントも3張りは設営できる。炊事場や炉・椅子つきのテーブルが端の方に配置されているので芝生も十分な広さが取れている。二家族といって予約したので一番広いサイトを取ってくれたのだろうか(写真5)。しかし暑い。日陰でも25℃ある。予報では明日も同じらしい。

昼食は夜にそなえて控えめに。

16:00
夕食の準備にかかる。息子と二人で持ち寄った食材の調理。後ろでは女性二人が孫の相手。時々その視線を感じるが、多分はじめて見る構図なのだろう。

そこへ覗き込みにきた孫(長女)の一言。「わたしね16さいになったらおてつだいするからね」「んーん、あと12年かぁ」と私。

17:00
調理完了、すぐ炭をおこす。網だけをつかうことにする。火力を抑えてなるべくコゲをつくらないことを重視。肉や魚介類のバーベキューとジャガイモやトウモロコシも炭焼きが美味い。調味料は薄口醤油とバター、焼肉のたれ・塩・コショウなど。

孫たちには焼ジャガが受けた。さすが道産子。 太古の人類が、野火で焼け死んだ動物の肉を食べてからその美味さに取りつかれ、食への追求が始まったとか。焼き物料理がいまだに健在なのはその原点が遺伝子的に引き継がれている結果?。大人たちの妙に集中した話だった。

19:30
息子たち四人は車で温泉へ。私たちは留守番と朝食の準備のため残る。交代でシャワーを使う。

照明灯のガラスに数匹のクワガタムシがぶつかっている。大きいのもいる。私の胸元にも体当たりするように一匹がとまった。全長6センチくらいだ。

温泉から戻った孫たちと虫取りに熱中。ビール用のポリカップをテープでつなぎ虫かごの代用にする。平気でつかむ孫(写真6)と、はさまれたーと騒ぐ嫁さん。大きいのを3匹選んで飼育するという。

ひとしきり騒いで安心したのか、20:30孫たちは寝入った。後、しばしは大人たちの雑談。16才のお手伝いの話は親も心当たりが無いという。多分幼稚園児同志の話なのか。

6月30日(日) 晴れ ・・・・・ 帰宅

5:00

写真7 まだテントは多い

写真8 温泉まで歩けば遠い
ヤブウグイスのさえずりで起床。今朝もまぶしい太陽だ。周囲からはすでに食器のぶつかり合う音がする。私たちも顔を洗って朝食の準備。

ご飯は妻に、味噌汁は私が担当。おかずは両家の持ち寄りだ。食欲は旺盛だ。2合の米と2リットルの味噌汁が足りない。すぐパック飯は温めたが味噌汁は緑茶で間に合わした。

食後のコーヒーにと、手回しのミルとドリップを買ってあったので早速豆を挽く。

8:30
場内を散策。いくつかのテントはなくなっていたがまだまだ食事中のテントは多い(写真7)。せせらぎの谷間の向こうは「エルム高原家族旅行村」。やはりたくさんのテントが見える。温泉「ゆったり」も見えるが夜歩くのは遠いようだ(写真8)。
10:00
気温23℃、暑い。一気に片付けたが残っていた氷と水のオンザロックがめっぽう美味かった。
11:00
受付に電源ボックスの鍵を返す。昨日の私を覚えていてくれたようで、ご夫婦?とも笑顔で話しかけてくれた。時間はどれくらいか、いろいろな情報を聞くことができた。また利用してくださいとの言葉を最後に退出。機会があればまた利用したい。


少し間を空けて・・・

7月7日(日) 雨のち曇り 兜沼公園キャンプ場

9:00

写真9 コテージと池

写真10 管理棟(インフォメーションセンター)

写真11 やすらぎの湯

写真12 兜沼から見た利尻富士
今回はシーズン真っ盛りの生ウニが目的だ。利尻島へ向かう。ただし今日のフェリーは間に合わないので稚内の近くでキャンプする。豊富町の「兜沼公園キャンプ場」の一番安いバンガローを予約済みだ。
12:30
小平町・鬼鹿のドライブインで昼食。利尻島の生ウニを待ちきれなくてここで食べる。生ウニの二色丼定食、2000円である。ムラサキウニとエゾバフンウニが、寿司の軍艦巻き四個分ずつ盛り付けてある。昨年6月積丹で食べたウニ丼よりはるかに立派だ。

二種の違いをたっぷり堪能。味は当然エゾバフンウニに軍配だ。こんなのを食べて明日は大丈夫かな。

14:30
兜沼到着。バンガローはやはり安いだけのものだった。反面大きな樹木に囲まれたほうはすばらしい。

ログつくりのバンガローと大小のコテージがバランスよく見える(写真9)。管理棟(写真10)には自由休憩室と土足厳禁のトイレがあり、ふろ「やすらぎの湯」(写真11)は別棟になっている。

17:30
あまりの落差に驚きながらも夕食の準備。空は薄曇りになったが風が少しでてきた。七輪に炭をおこし塩ホルモンを焼く。あとはトマトのみ。そして明日の朝食をバンガローの中でとれるよう、必要なものを運び入れた。利尻富士の雲がなくなり全体が見えた(写真12)。この山の標高は1721メートル。薄雲はそれより高い。明日は天気がいいはずだ。
21:00
外気温11℃、中は23℃。ガスランタンの熱が影響しているかもしれない。・・・就寝。

7月8日(月) 晴れ

4:30

写真13 なかなか立派

写真14 南側からの利尻富士
ブラインドのない窓の陽の光で起床。稚内の日の出は3:53くらいだが、6月20日だともっと早かっただろう。管理棟のトイレはペーパーがない。いろいろ考えると日帰り客のマナーに結びつくのだが、それにしてもキツイ対策だ。
8:00
簡単な朝食をすませ稚内に向けて出発。道中はやはりウシウシウシである。狂牛病問題では相当な打撃を受けたが、何とか立ち直りつつあるともいう。
8:40
フェリーターミナル着。乗船の(車の)待機場所を確認したが驚いた。バックで乗り込むのである。バックの苦手なドライバーには苦痛だろう。
10:00
乗船手続き。30分後に乗船開始。係員の誘導でスムーズに乗れたが、観光バスやダンプ、そしてトレーラーのドライバーはさすがにうまかった。
船中の昼食はサンドイッチと牛乳。夜に備えて控えめにしたつもりである。船室は1等ラウンジの指定席(写真13)をとったが、ささやかながら贅沢な気分をあじわった。
12:50
鴛泊港着。直ちに南へ走る。ウニと利尻昆布の幟がにぎやか。下船のときは見えなかった利尻富士が見えてきた。北海道オロロンラインからは想像できないほどの険しい形である(写真14)。
15:00
いくつかの展望台に立ち寄り、みやげ物を物色し、やっと予約できた民宿に到着。ここ利尻町・沓形の市街中心部にある宿だがかなり年季の入った宿である。多分、行商人専用の宿のようだ。この時期、新しいホテルや旅館は収容人員が多く、旅行会社ともタイアップしているので、個人のような一見さんはまず泊まれないだろう。でもいいか、食事がよければ・・・。
18:00
夕食。食堂には私たちのほかに四グループ12人がいた。それぞれ大きな生きたウニが一個ずつ出されている。私たちには付いていない。妻がキョロキョロしている。私は注文した。「むきウニを」。
イガ付きの身は寿司だと二個分、むきウニだと六個分ある。隣に座っていた登山者グループの顔が面白かった。一皿1500円、イガ付きも一個1500円。いつかの新聞の隅に出ていた情報どおりだった。

7月9日(火) 晴れ

7:30

写真15 展望台のひとつ

写真16 テントサイト・バンガロー・炊事場

写真17 利尻富士の見えるBQコーナー
宿の主人に安いみやげ物屋を聞いて出発。ここから半周したところの問屋だという。看板が控え目なので注意してと言ってくれた

島を一周しながら展望台めぐり(写真15)。空は快晴。台風6号が沖縄付近にあるようだが、こちらには何時ころ影響がでてくるか。

10:00
宿の主人に教えてもらった店へ。問屋なので確かに安い。妻がいろいろと物色している。乾物は持ち帰り、生物は冷凍で発送してもらう。
11:30
昨日も立ち寄ったオタトマリ沼で昼食。さすがにウニはもういい。二人ともカレーを食べる。
12:30
利尻町・沓形の「利尻町森林公園」着。バンガローは予約済み。オートサイトなし、テントサイトは狭くせいぜい10張りくらい。バンガローは全部4人分のベット(畳敷き)つきで全8棟(写真16)。公園とキャンプ場が同居していて狭い感じだが、ログの建物はみな素晴らしい。但し2棟あるトイレだけは外観と中の差が大きい。清掃はオフシーズンだと週2回、夏休み期間は毎日、市街地から業者が来るらしくここの管理人は担当外になっているとのこと。

したがってペーパーの補充も不完全になる。○○を作って魂入れず・・・なんとも片手落ちの管理に思えるが、雇用・仕事という行政の事情がからんでいるのかもしれない。

場内はきれいに手入れされているが、日帰り客のマナーに問題がと、管理人が指し示したのはバーベキューコーナー(写真17)。日帰り利用者の数では、私達のように車で乗り込んできた旅行者が多いらしいが、こんな小さな公園でもマナーの問題があるとはおおいに反省しなければならないことだと思う。

17:00
手持ちの食材で簡単な夕食。テントは2張り、バンガローは3棟に利用者。

トイレ清掃業者がきた。これで朝まで安心だ。

21:00
コンセントはないが照明が明るい。明日の予定を確認して就寝。

7月10日(水) 晴れ

4:15
にぎやかなヤブウグイスの声で目覚める。
フランスパンとジャム・バター・コーヒーで朝食。
積み込み・掃除、カギは管理等のボックスへ。
6:20
出発。ここから鴛泊港までは15km位だが、早めについて落ち着きたい。
7:40
乗船。やはりバックで乗り込む。
8:40
出航。今日も1等ラウンジの指定席。満席である。
年配のグループが多く、それぞれのお国言葉がにぎやかである。その中の一人の女性が抱いていた子犬を見て思った。そういえば島には犬や猫の姿がなかった。そして牛や馬やニワトリなどの家畜も。
何故だ・・・。もしかしたらウニや昆布に対する衛生対策か。これらの漁は水深2〜5m位のところでするため、対策とすれば厳しい対策である。勿論街の中も道路もそして登山道にも紙くずはなかった。
キャンプ場の嘆きとは正反対の環境だった。
10:20
稚内到着。ただちにオロロンラインを南下する。空は薄い雲がかかってきた。台風6号の影響が東北地方にまで及んできたらしい。今夜は苫前町か初山別でキャンプを予定しているがどうしよう。サロベツ原野のドライブインで昼食をとりながら思案する。
13:15
羽幌町の道の駅で休憩。バラ園があったが今の時期北海道はどこへ行ってもバラばかり・・・。
ここから札幌まで3時間半との案内板を見、ラジオで台風情報を確認。札幌でも雨が降っているとのことで帰宅を決定。
17:00
自宅近くの韓国風焼肉レストランで夕食後帰宅。久しぶりのいい雨になっていた。
総括

日程は短く距離は長くという今回は食べ物にばかり集中してしまい、キャンプの実感はいまいちです。
次回は原点に戻ったキャンプをしたいのですが、さてどうなるか。

Saturday, 08-Mar-2014 19:05:03 JST