1998年まとまりのないキャンプ日記 - 丸山直樹さん
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■キャンプ期間 1998年 7月31日(金) 〜 8月9日(日)
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7月31日(金)〜8月1日(土)曇〜曇(肌寒)
次に、事前にコツコツと準備して、プラスティックコンテナに入れておいた荷物や、幕営道具一式を積み込みます。今年は準備に3日しかなく、慌ただしかったのですが、毎年の経験をふまえて更新している「持ち物リスト」のおかげで、なんとか積み残しをせずに済みました。
マンションの7階に居住していますが、この荷物運びの時に活躍するのが、「ビールケースの山」を運ぶために、2980円で買った業務用の台車で、3〜4往復程度で作業完了です(台車は家に置き去りです)。
金曜夜、自宅を20時に出発、近所のコンビニで夕食と夜食を買い込みます。(大好きな牛乳は2リットル買いました。)約5分で外環道に乗り、一路、東北自動車道を北へまっしぐら。仙台を過ぎたころには睡魔が顔をのぞかせはじめ、給油ついでに5分ほどトイレタイム。このころになると、運転免許を持たない妻は完全に夢の中。明日からのパワーを充電中です。
ガムを噛んだり、ラジオを聞いたり、と睡魔と戦いながらも、東北自動車道を離れ八戸自動車道へ入ったころ、濃い霧が発生。100メートル先の車がやっと見えるという状態に、スピードダウンを余儀なくされてしまいました。八戸インターに着く頃には、いつのまにか霧もはれ、ここからは一般道です。
フェリー乗り場は、一番安くて時間のかからない大間港に、例年ならば5時過ぎにに到着します。正直なところ、ほとんど一睡もしない事が多く、少々体力的にきついので、今後何才まで続けられるか、といったところでしょうか。今年は出発が例年より1時間ほど遅かったため、6時15分に到着しましたが、出航15分前だというのに予約も無しで難なく乗船できました。参考までにフェリー料金は、軽自動車、同乗者1名−2等客室で11000円です。「突然の休暇」のために予約を入れることができず、追い打ちをかけるように、時間ぎりぎりの到着で、実のところヒヤヒヤものでした。ここで乗船できない場合は、東北旅行に切り換えよう、という案も出ていた位です。
フェリーは毎年おなじみの1500トン余りの「ばあゆ」という小さな船で、楽しむほどのものは夜景?くらいしかなく、海を渡るための手段、と割り切って利用しています。およそ1時間40分の船旅で、仮眠すらままなりませんが、落ち着く場所を決め、夜食の残りを食べているうちに、8時過ぎには函館に上陸できます。
このあとは年によって行き先がまちまちですが、毎年なぜか初日は必ず、高速道路のパーキングエリア泊というパターンになっています。「こだわりキャンプ術」の記録等を見て初めて気づきましたが、この初日というのはキャンプ場の予約が必要な、土曜日に当たるんですね。本能的?に予約が必要なほど混む日を避けていたのかと……。
いつもフェリーの中か、函館についてから行き先を決めるのが、習わしのようになっていますが、今年の初日(土曜日)は例年とはガラッと趣向を変えて、函館競馬場という事になりました。夫婦ともどもギャンブルは得意ではないので、生ビールを片手に馬を眺めているのが好きなのですが、あいにくの曇り空で、トレーナーを重ね着するほど肌寒く、おでんと日本酒という感じでした。(飲みませんでしたけれども)
この日は函館市内のお祭りのため、15時から交通規制が敷かれるとの事で、渋滞を避けるため昼過ぎには競馬場を後にしました。
去年トラピスト修道院(男性用)を訪れ、落ち着いた雰囲気が良かったので、今年は安易にバター飴で有名なトラピスチヌ修道院へ足を運びました。ここはうって変わって、大型バスが何台も停車しており、案の定団体客でごった返していました。もはやこれまで、とあきらめそそくさと退散です。
ここからは今日の宿泊地?に予定している、札樽自動車道の小樽側から入って1つ目の、去年も利用した野幌SAを目指してハンドルを握ります。ここは、高速に乗ってすぐのサービスエリアのためか、利用者が少なくほとんど貸切状態で、静かな夜が過ごせました。ただし売店は19時で閉店だったため、20時半に着いた私達は、自動販売機のおつまみとクーラーの中で冷えているビールが夕食となりました。車中泊ですが、布団が敷いてあるおかげと、徹夜運転の疲れもともない、翌朝までぐっすりと眠る事ができました。
8月2日(日)曇/晴(暖)
キャンプをするには少々遅くなってしまったため、今日もパーキングエリア泊と決め、岩見沢市内の回転寿司で夕食となりました。なまダコやツブ貝、サーモンなどのネタが新鮮で、北海道に来るとよく回転寿司を利用します。
昨日は風呂に入っていなかったので、深川市内で銭湯(360円也)を利用しました。温泉があればベストなのですが、入れるに越した事はありません。 深川インターから道央自動車道に入り、21時半に旭川インターの直前の、一昨年に利用した音江SAに到着です。明日からのキャンプ生活に思いを馳せながら、軽くビールを飲んで眠りにつきました。
8月3日(月)快晴(暑)
以前にも経験がありますが、わずか27km程度の区間を11時間近くかけて走行した計算になるため、料金所でタイムオーバーのチェックを受ける羽目に……。怒られたわけではありませんが、何か事件の際に調査対象になる可能性があるらしく、車のナンバーをひかえられてしまいました。
ここからは、ある目的のため、網走を目指す事になります。北見に到着する頃には、気温がぐんぐん上がり28度、Tシャツに短パン姿でも汗ばむ陽気となりました。12時過ぎには網走に到着、目的の1つである回転寿司(店名忘れました)を訪れましたが、駐車場が妙に空いているので、いやな予感がしたのですが、案の定、第1、3月曜日は定休日とのことで営業していませんでした。去年フラッと立ち寄り、気に入っていたので、網走での昼食はここと決めていたのでショック!
仕方がないので昼食はコンビニのサンドイッチでごまかすことにして、2つ目の目的である、カニの直売所「渡辺水産(かに場)」に足を向けました。市街地を抜けて、国道沿いに標津町方面へ車を走らすこと5分足らず、おかみさんの姿が見えたので、今度は大丈夫と、中に入り品定めをしながらしばしの談笑。販売している毛ガニやタラバガニは自前の船で水揚げしているため、他店よりかなり安いように感じます。例年通りお土産用として宅配便をいくつか依頼し、自分たちの今夜のごちそうとして、500円の毛ガニを一パイ手に入れました。
タープやランタンなども含めて、私たちの備品は現地調達を繰り返しているうちに、年々増加の一途をたどってきたのですが、今年は旭川市内のホームセンター「ホーマック」で購入した、真新しい「炭火バーベキューグリル」が仲間入りです。ちなみにこのホームセンターは道内あちこちにあり、品揃えや店内のレイアウトが似通っていて便利なため、ちょくちょく利用しています。
再び網走市内に戻り、地元のコープで肉や野菜等、バーベキュー用の食材とクーラーボックス用の氷を調達し、今年最初のキャンプ地を目指します。網走周辺には湖が多いせいか、キャンプ場には事欠きませんが、過去を振り返ると女満別では「カ」の大群、尾岱沼では「ヤケド虫」(正式名称は分かりません、俗称でしょうか)の襲撃?といった具合に、どうも虫との相性が良くありません。特にヤケド虫は強烈なかゆみが1週間位残り、冬場まで刺された痕が残るほどでした。
結局、まだ「虫害」を受けていない屈斜路湖畔のキャンプ場にターゲットを絞りましたが、ここでは去年食事中に、強風にあおられたタープのポールが1本へし折られるというアクシデントに見舞われた経験があります。この時は食事どころではなく、もみくしゃになったタープや散らかった食器、食べ物などを片づけたりと、散々な目にあいました。さらに自分のミスでパンク修理に失敗し、タイヤ1本を使い物にならなくしたのもこの地です。
一抹の不安を抱えつつもまず最初に、今までに利用したことのない、「和琴半島湖畔キャンプ場」を訪れましたが、シーズン中のせいか平日にもかかわらず15時の時点で、すでに駐車場から車があふれんばかりの状態でした。残念でしたが、仕方なく去年も利用した因縁?の「オートキャンプ屈斜路」に鞍替えする事にしました。案内板を見落としやすいのですが、弟子屈砂湯キャンプ場を過ぎたら「クアハウス」の看板を頼りに湖畔への道をたどり、管理棟らしき真新しい建物が見えてきたら、到着です。
実はこの真新しい建物は弟子屈町営のクアハウスで、キャンプ場利用者は通常1,000円のところを500円で入れます。キャンプ場でクアハウスというのも妙なものですが、打たせ湯、寝湯、歩行湯、ジェットバス、箱型のサウナなどを備えており、去年訪れた時には、受付の若い女性におそるおそる「水着なしで入れますか」などどいう愚かな?質問をして笑われた事を覚えています。
まるで「木造のプレハブ小屋」のような民営のキャンプ場の受け付けはもう少し先にあり、小屋脇の駐車場に車を止め、オートサイト+大人2人で2200円を支払いました。フリーサイトは見なかったので分かりませんが、オートサイトの広さはまあ手頃で、芝も充分生えそろっていました。トイレは簡易水洗で、古さも手伝い、どうにか及第点といったところでしょうか。もっとも、最近のキャンプ場の施設はちょっとやり過ぎかな、と思える位、素晴らしいのであえて点数は低めです。炊事場は基本的に水汲みと、洗顔位にしか利用していないため、注意して見ませんでしたが、ごく普通の古くからあるキャンプ場定番のステンレスの流しでした。
1つのこだわりかもしれませんが、食事の準備と後片付けは、すべてテントサイトで済ませてしまいます。汚れた食器類はトイレットペーパーで拭くだけで、油汚れや匂いが気になる場合は、ちょこっとお湯を垂らして「拭き込め」ばほとんど気になりません。ちなみに洗剤やスポンジは最初から荷物の中に含まれていません。
去年もそうでしたが、大型犬を放して湖で泳がせたりしているキャンパーが何組かありました。私たちは動物好きなのでへっちゃらでしたが、マナーとしてどうかなと思いました。小さな針葉樹がサイトのあちこちに生えており、雰囲気は良かったように思います。ただ、今後拡張する予定があるのか、森の中にブルドーザーがはいりこんで、土砂がむき出しの道が作られ、雨が降るとそこから泥水が川になって流れてきそうな気がしました。
このころはまだ風が吹いていませんでしたが、去年の「風害」の教訓を生かし、森林の木々が風を遮ってくれることを期待して、エリアの端っこのサイトを、明朝までの「仮住まい」として選びました。
こんなに早い時間にキャンプ場に入ったのは初めてで、17時前には全ての設営と食事の用意ができました。クアハウスで疲れをとり、さっぱりしたところで晩餐のスタート。今年もビールは2箱持参しており、クーラーボックスの中には常時20本余りのビールと数本のワインが冷えているので、ほぼ飲み放題!またたくまに空き缶の山が出来上がります。炭に火を入れバーベキューの準備も整い、先ほど網走で手に入れた毛ガニ(美味!)を食べ始めたころ、お待ちかねの?風が吹き始めました。今年はタープを心持ちゆるめに張ったためか、かなり風が強くなってからも耐えていましたが、不安は食事が終わるまで続きました。炭の火の粉が飛び散る心配もしていましたが、こちらの方は全く問題がありませんでした。
バーナーと比べて、炭火でのバーベキューが美味しかったのは言うまでもありませんが、副産物として、炭をいじる楽しさと、なによりも暖房器具としての機能は特筆すべきものがあります。いつもはフード付のパーカーにジャンパーを重ね着し、それでも寒いときには「熱燗」の助けを借りて食事をしていましたが、今年は例年に比べて寒いように感じていたにもかかわらず、ジャンバーの必要がありませんでした。何ともいえぬ暖かさ、ぬくもりが周囲を包み込んで、逃げようとしないのです。そのおかげで一度も熱燗にありつけませんしたが……。
自宅にいるときの夕食も同様ですが、宴はゆったりと4時間近くかけて幕を下ろし、きつね対策も万全、少々遅くなりましたが、23時に眠りに就きました。
8月4日(火)曇/晴(暖)
昨日定休日だった回転寿司に、再度チャレンジすることと、どうせなら、また今晩のメインディッシュ用にカニも仕入れようということで、10時過ぎにキャンプ場を後にし、網走市内に向かいます。12時半にはお目当ての店に到着しましたが、昼どきにもかかわらず運良く2人分席が空いていたので、即ボタンエビ、サーモン、サンマなどに舌鼓を打ち、もともと少食な2人(お酒は別腹です)が合わせて22皿も食べてしまいました。普通の人には大した数字ではないでしょうが……。
2日続けて毛ガニを仕入れましたが、500円のカニであれだけ美味しいのなら、という思惑から今日は900円と奮発?です。さすがに店のおかみさんも覚えていてくれましたが、ちょっと照れくさかったです……。
今日の宿泊地「達古武オートキャンプ場」に向かうため、13時半に網走を後にして釧路方面に車を走らせます。途中、摩周湖に寄り道しましたが、霧が濃く、時々水面際の木々が見えるだけで湖自体は見えず、これで1勝3敗です。時間がたっぷりとあったので、今までに通ったことのない道を行こう、ということになり国道をはずれ、地元の農道を迷いながら進みます。目的地の少し手前で国道に戻ることが出来たので、そのまま素通りして釧路市内の「SATY」で食材を仕入れ、来た道を戻り、17時にキャンプ場に到着。このキャンプ場は国道から1キロ位離れたところに位置しますが、案内板が大きいので迷うことはありません。
ログハウス風のセンターハウスには管理事務室があり、キャンプの他、レンタカヌーやレンタサイクルの受付も行っています。バーベキュー用の食材や木炭など、キャンプ用のちょっとした小物等を扱っている売店、男女各2室あるシャワー(10分100円)、利用したことはありませんがコインランドリー、とてもきれいな水洗トイレ、ビールも売っている自動販売機などもこのハウスの中にあります。オートキャンプ並の3500円で利用できる電気、水道完備のロッジはこのハウスの並びに点在しています。
私たちは4年連続の利用で、過去3年はフリーサイトでしたが、今回は1区画だけ空いているという、オートサイトに決め、入場料込みで1400円を支払いました。フリーサイト脇には駐車場があり、荷物の積み下ろしにはとても便利で、用が済んだらゲートの外にあるセンターハウス前の駐車場に停めておけばOKです。ただ、芝の生えそろった場所は先客に占められており、私たちはいつも芝がほとんど禿げかけた地面にテントを張っていました。以前雨が降ったときにはテントの横に泥の川が迫ってきて慌てた覚えがあります。
今回利用したオートサイトは1番端の区画のおかげで、テントもタープもきれいな芝の上にゆったりと設営できましたが、傍目には区画が並んでいるところは少し狭そうに見えました。テントサイトから湖面もうかがえ、ロケーションは良好です。場内にはロッジ風の水洗トイレが2カ所、炊事棟が3カ所ありますが、どちらもきれいに維持されています。湖畔から釧路湿原に向けて、広くて立派な木道が敷設されており、歩いて1時間弱で往復できますが、湖を一周する場合には自転車でないと無理でしょう。
キャンプも2日目となり、大分ペースがつかめてきたせいか18時には準備完了、売店で蚊取線香を買い、シャワーを浴びてから、定番のバーベキューです。準備が簡単なので夕飯はほとんどこのパターンで、野菜はもちろん欠かしませんが、肉中心メニューと魚貝類中心メニューがあり、今日は牛タンと帆立のため折衷版です。
このキャンプ場は「殺虫灯」が備えられており、あまり虫が来ませんが、殺してしまうのは可哀相ですし、場所によっては明る過ぎ、バチバチという音も気になるかもしれません。そんな中で、今日も少々夜更かしをしてしまい、23時過ぎに就寝です。
8月5日(水)小雨(肌寒)
しばらくウトウトしながら我慢していましたが、突然テントにカラスが体当たりしてきたのにはさすがにびっくりして飛び起きてしまいました。あの嘴でつつかれたら、テントに穴があいてしまうかもしれません。急いで外に出てしばらく観察していると、ほかのテントも「襲撃」されていて、どうやらテントにたかった虫をついばみにきているようでした。言うまでもなくゴミ袋を外に出しっぱなしにしている所は、見るも無残な状態です。あの、エキノコックス病の原因と言われるキタキツネの出没も多い地域なのでどちらが犯人かは分かりませんが……。
夜半から小雨が降り続いていましたが、食事の準備をするために、6時にまどろみから覚めた時には、霧雨に変わっていました。湖面にもどんよりと霧が立ち込めており、カラスさえいなければ幻想的ないい雰囲気を満喫できたのですが……・。
定番の「朝ビール」とパン中心の朝食を摂り、撤収作業に取りかかります。この頃には霧雨も止んでいましたが、びしょ濡れのテント、フライ、タープはきちんとたたむ事が困難なため、適当にまるめてゴミ袋に押し込み、次のキャンプ地が晴れていることを願いつつ、他の備品が濡れないように工夫して車に積み込みます。いつも雨に降られるとこの作戦をとりますが、最終日が雨になると帰宅してからが大変そうです。
晴れた日には何度か訪れたことがありますが、今回はあえて別の表情を期待し、雨の釧路湿原を見渡せる、眺望の効くことで有名な細岡展望台に向かいます。距離はわずかなのですが、小雨になったり、止んだり、霧雨になったりと、天候が目まぐるしく変わり、未舗装の道路はカーキ色の水たまりをいくつもこしらえています。確かに晴れた日とはまた違った、白く煙った湿原が眼下に広がっており、小雨にもかかわらず、展望台ではこの美しい景観をカメラに収めようと、シャッターを切っている人たちが何人もいました。私たちは、カメラは自宅に、傘も車内に置いてきたため、風邪を引かない程度にこの光景を脳裏に焼きつけ、湿原を後にしました。
今日は襟裳岬を目指しますが、その前に釧路市内でこれまた昼の定番、回転寿司を食べ、この先食材を仕入れる店が思いつかないので、昨日と同様「SATY」の生鮮食品売り場にも立ち寄ります。海産物の対面売りコーナーで「北海シマエビ」に目がとまったのですが、100グラム250円と350円の違いが分からないので売り子さんに聞いてみると、「どっちもたいしてかわりねえ」という答えが返ってきたので、安い250円の方を200グラム買うことにしました。売り場を離れてそれとなく見ていると、値段の違うはずの2種類の海老を適当に混ぜて皿に盛り直していました。これでは見た目が大差ないのは当然で、かわいそうなことに次のお客さんは高い方を買って行きました。
釧路市内でははどんよりとした曇り空で、時折小雨もパラついていましたが、道路は乾いていました。白糠町を抜け、十勝川を渡り、大樹町の少し手前にある晩成付近で雨が本格的に降り出しました。ここ晩成には温泉があり、以前利用したときにはガラス張りの浴室から、太平洋の荒波を目の前に眺められたような記憶があります。
黄金道路に差しかかるころには雨もやや小降りになり、なんとか苦労すればテントが張れるかな、といった状態まで持ち直してきました。崖崩れ対策工事のため、あちこちで片側1車線の対面通行を強いられ、予定していた時間の倍近くかかってしまいましたが、安全のために喜んで?待ちました。というのも去年の夏、幸い被害者は出ませんでしたが、島牧付近のトンネル崩落事故の2週間前に現場を通ったのですが、いまにも崩れてきそうな雰囲気で、思わずアクセルを踏み込んでしまうくらい怖かったことを思い出したからです。
百人浜のすぐ手前に、競走馬の生産牧場があるのですが、不思議なことに、ここはつい先ほどとはうって変わって地面が乾いており、雲の切れ間から太陽が後光のように差し込んでいるではありませんか!まるで私たちを待っていてくれたかのように。百人浜とその周辺海域だけが太陽の恵みを受けているようで、雨粒は全く落ちて来ないかわりに、行く手にも、振り返った方角にもびっしりと黒い雨雲が立ち込めています。
私たちは17時に「百人浜オートキャンプ場」に到着しましたが、入り口のゲートは19時で閉鎖され(朝は7時開門)、その時点で受付も終了します。海岸線から300メートルくらい入った所にあるため、「浜」といっても、海鳴りは響いているものの、海自体は全く見えず解放感はありませんが、逆に木々に囲まれこじんまりしたキャンプ場が好きな方にはお薦めです。
いったん駐車場に車を停め、ウェスタン風?の木造の管理センターでオートサイト3050円の手続を済ませ、車でサイトに向かいます。フリーサイトの場合は駐車場からリヤカーを借用して荷物を運ぶことになりますが、安上がりなのはもちろん、木々に囲まれ林の中のような雰囲気で、芝もふさふさで申し分ないのですが、唯一タープ禁止という致命的?な欠点があります。そのせいかフリーサイトには1〜2人位用までの小さなテントが点在しており、その多くは自転車やバイクでツーリングをしている人たちのようでした。
管理センターには簡易水洗のトイレ、シャワールーム(200円)、コインランドリー、自動販売機等が備えられており、その他炊事棟が2カ所、屋外トイレ(簡易水洗)が1カ所設置されていますが、夜間など、場所によってはトイレまでの距離が少々遠く感じるかもしれません。私たちの区画は、テントとタープを2組設営できるくらいの広さがあり、木々に囲まれ雰囲気もよく、芝もふかふかでしたが、同じ料金にもかかわらず、管理センターから一番近い、1、2番の区画は非常に狭く、おまけに木々や芝もなく、テント1つ張って寝るだけ、タープは無理、といった印象です。
18時半には全ての準備が整ったので、キャンプ場から歩いて2〜3分の所にある高齢者センターで、入場料大人1人300円を支払い、温泉のみ利用します。通常は19時半までですが、キャンパーのために8月いっぱいは20時半まで開館してくれています。
19時半からバーベキューを始めましたが、今回のキャンプ一番の冷え込みで、まさに炭火のありがたさが身にしみました。シマエビは釜上げしたままでもおいしいのですが、炭火であぶるとさらに香ばしさが増し、殻ごと食べると美味です。
先ほどから隣のサイトでは、若い女性キャンパーが一人で、大きなテントにこもってひたすら歌を歌い続けています。話しかけた方がいいのかな、などと思いつつ、こんなことは初めての経験で、少々戸惑いましたが22:00過ぎには眠りに着きました。
8月6日(木)曇/雨(肌寒)
天気さえ良ければ、昨年もお世話になった「ホロシリ乗馬クラブ」を訪れる予定でしたが、地面もぬかるんでいることと思い、今回は見送ることにします。去年は森の中を駆け回ったので、今年は海岸線か高原の丘でも走ろうか、と考えていたのですが…。
ちなみに、本来は予約が必要ですが、昨年は飛び込みでも空きがあり、騎乗することができました。また、浦河には料金が安めの、町営乗馬施設があるのですが、シーズン中は混むため、一週間くらい前からの予約が必要になるそうで、私たちは毎年訪れていましたが、一度も騎乗する事ができませんでした。
日高のケンタッキーファームも同様で、一度訪れた際、やはり予約で満杯で、敢えなく退散しました。
予定を変更して、静内にある日高軽種馬協会主催の「馬のセリ市」を見学することにしました。セリの開催時間はたっぷりとあるので、ゆっくりと朝ビールと朝食をとり、身の回りの整理をすることにしました。隣の家族づれのキャンパーと話をするなど、少々のんびりし過ぎたせいもあり、11:00にキャンプ場を後にし、途中でラーメンをすすり、14:00に会場に着きました。去年も訪れたのですが、セリ人のかけ声の抑揚が独特で、馬主とのやりとりもおもしろく、いつまでいても飽きません。
とはいうものの、あいかわらず太陽は姿を隠しっぱなしで、いつ雨粒が落ちてきてもおかしくない気配は変わりません。まだ16時過ぎだというのに薄暗く、少々後ろ髪引かれる思いでしたが見学を切り上げ、今日の予定地「沙流川キャンプ場」を目指します。
静内町の「nichii」で食材と氷を仕入れ、日高国道(237号線)にルートをとり、しばらく走って平取町に入ると、そこでキャンプ場の看板を発見。我が家のロードマップには載っていませんでしたが、天候が怪しいことと、17時を過ぎた時点で日高町まではまだ50km以上あるということで、とりあえず「二風谷ファミリーランドオートキャンプ場」に立ち寄ることにします。「ファミリーランド」という名前と看板の雰囲気から、遊園地でも併設していそうな気がして不安がよぎりましたが、ゴーカートのような施設が目についたぐらいで、キャンプ場はさらに上の丘の中腹にあるようです。
管理棟と思われる建物を見つけたので、車を停め中を伺っていると、一人の男性がこちらに近づいて来ます。はたしてそれは管理人さんで、受付は17時で終了とのことですが、ご親切にも一度閉めた鍵を再び開けてくれ、手続をしてくれました。
ここはオートサイトとフリーオートサイト、そして車の乗り入れ不可のフリーサイトがあります。初めて耳にした、フリーオートサイトに決め、利用料金1000円を支払い、車で直接サイトに向かいます。
状況が状況だけに、下見ができなかったのですが、サイトはまるでグラウンドのようで、土がむき出しのところも多々ありますが、受付はもう終了していましたので、少しでも状態のいい場所を探して設営に取りかかります。ほどなく小雨が降りだしたのですが、テントとタープはスタンバイできていたので事なきを得ました。
ところが、問題発生?!30人くらいはいるでしょうか、20歳前後の若者のグループが大挙して押し寄せて来たのです。私たちのテントからはかなり(100mくらい)離れていたのですが、近くにいた人たちはたまらず、なかには避難して来る人もいました。車も派手に乗り回しており、「宴会」が始まるとかなり騒々しく、酔っぱらい運転でもされたらいやだなぁ、と思っていた所へ折よく大雨となりました。
やっとテントの中に引きこもってくれたので静かになりましたが、今度は自分たちのテントや、タープの周りが水攻めに遇ってしまい、水路を作る作業に追われることになります。
天気がよければ、歩いて5分程度のところに入浴料500円の「びらとり温泉」がありますが、大雨なので車で向かうことにします。天然の岩を利用した大きな湯船が待ち受けており、これには夫婦そろって気に入りました。
昨夜とはうってかわって暖かく、過ごしやすいのですが、雨粒の重みでタープが下がってくるので、頻繁に水滴を払い飛ばさなくてはなりません。明日は旭岳に登る予定で、登山用具を一式持参していたのですが、あきらめムードが漂います。
雨で、炭を起こすのが面倒なので、バーナーを使用しましたが、味も雰囲気もがた落ちです。
本来の予定ならば早寝をするところですが、鉄板焼きをつまみにビールとワインを空け、22時過ぎに眠りに就きました。
8月7日(金)曇(肌寒)
出発が遅かったせいか、富良野のラベンダー畑周辺で渋滞に巻き込まれてしまい、仕方がないので、少々早めの昼食にラーメンを食べ、方針変更、「国設桂沢湖キャンプ場」を目指す事にします。途中ダートもあり、軽自動車にとってはなかなかスリリングな走りを要求されましたが、15時頃には到着しました。しかし…・かなり古めかしいトイレと水場は見つかりましたが、テントを張る場所が見あたらず、駐車場のような砂利のひかれた空き地にひと張りのテントがあるのみです。後で考えると湖面までまだ距離もありそうでしたので、場所を間違えたのかもしれません。
まだ時間も早かったので、再度軌道修正し、取りあえず岩見沢まで出て、そこから高速道路に乗り、千歳インターから支笏湖まで行く事にしました。「地図上にはキャンプ場マークが2つあるので、何とかなるだろう」、「最悪の場合サービスエリアで車中泊だ」、などど気楽に考え、18時過ぎに「ポロピナイキャンプ場」に到着です。トイレも水場もかなり老朽化が激しく、利用料金2人で600円も納得、そのまま車で湖畔まで進み、砂にタイヤを取られないように注意しながら適当な場所を見つけ設営に取りかかります。
地面が固かったり、地中に石ころが多くてペグが打ちにくいキャンプ場は数多く経験して来ましたが、石ころが多いくせに砂地のため柔らかく、ペグ自体が役に立たないキャンプ場は初めてです。しばし思案の末、水際にたくさん転がっている「漬物石」を利用する事にしました。ペグにロープを引っかけて砂に埋め、大きめの岩を2〜3個その上に載せて出来上がりなのですが、これがなかなか重労働、結局設営に1時間ほど要してしまい、周囲は薄暗くなって来ました。照明がほとんどないため、懐中電灯無しではトイレに行くこともままなりませんが、その反面虫が飛び交わずに済みます。
大量のビールで体は冷え、湖面を吹き抜ける風は肌寒く、おまけに霧雨も降って来たため何か暖かいメニューを、と考え「煮込みうどん」を作る事にしました。お湯を沸かして鰹節としょうゆを入れただけのだし汁に、卵、余った野菜を放り込んでうどんを煮込んだだけですが、これがなかなかの美味、日本酒にも良く合います。最後は結局飲んだくれる事になりましたが、手軽でいくらでも応用がきくので、今後のレパートリー(というほどのものではないですが)に加える事になりそうです。対岸のモーラップキャンプ場の明かりを遠くに眺めながら、湖畔の景色と水音に心なごませながら22時ごろ眠りに就きました。
8月8日(土)曇/晴(暖)
天気が回復したため、テントやータープは気持ちよく乾いており、のんびりと撤収に取りかかっていると、昨日とはうってかわって、まだ午前中だというのに大勢の人が車で乗りつけ、はじめて今日が土曜日であることに気づきました。みるみるうちに私たちのテントの周りもいっぱいになり、自分たちの車を出せるのか少々心配になるほどです。どうやら花火大会でも開催される模様で、とてもキャンパーとは思えない複数のグループが、まさに夜に備えて「場所取り合戦」を繰り広げているようで、急かされるように退散する羽目になりました。
今日は特に予定もないので、不思議と今まで訪れたことのない、「札幌」に向かう事にし、キャンプ場を10時頃に出発しました。といっても、札幌にあてがあるわけではなく、結局11時半から札幌競馬場で時間の許す限り、競馬観戦ということになりました。
帰りは例年と同様、[函館−大間]航路のフェリーを予約していたので、15時前には札幌を後にします。高速道路に乗ってからふと思いつき、予定変更、室蘭のフェリー乗り場に17時過ぎに到着です。料金はほぼ倍の20,690円になりますが、八戸到着がほぼ同時刻と見込まれるにもかかわらず、睡眠時間が5倍程度(所要時間約8時間)取れるというのが魅力です。
[室蘭−八戸]航路は予約でいっぱいとのことでしたが、運良くキャンセル待ちの順番が1番でしたのでほのかな期待を抱きつつ、とりあえず手続をすることに。もし乗船できない場合でも当初の予定通り函館に向かえば、十分に出航時間に間に合いそうです。
室蘭を19時15分に出航する便なので、キャンセル待ちのアナウンスはせいぜい18時半頃と思い、のんびり構えていますと、17時半過ぎには早くも案内放送が…・。しかもドライバーと同乗者は別々というではありませんか。乗れる事になったのは良かったのですが、勝手がわからず、とりあえず落ち合えそうな場所を決め、慌ただしく船室に持ち込む身の回りの荷物をまとめ、それぞれの乗船口へと向かいます。
船内の様子がわからなかったので、少々不安でしたが、難なく落ち合う事が出来、さっそく「探検」に出発です。なにしろ二人ともこんなに大きなフェリー(「びるたす」6、327トン)に乗るのは初めてでしたので、レストランに驚き、風呂に感嘆の声を上げ、といった具合です。ただ残念な事にレストランには酒のつまみになりそうなメニューがまるでなかったので、仕方なく乾きものだけでビールを飲みましたが、乗船前に買い込んでおくべきでした…・。
大型船なので安心していたのですが、太平洋を渡るせいか結構揺れが大きく、皆が寝静まった頃にはトイレの扉がバタンバタンと音を立てているほどです。ビールの飲み過ぎと相まって少々気分が悪くなりましたがそのまま眠ってごまかす事にしました。不慣れなせいか、一度目を覚ましてしまうと八戸までの約2時間はウトウト状態でしたが、6時間の睡眠は必ずや目の前に待ち受ける長距離ドライブの糧になってくれる事でしょう。