北海道道中記 - 久保田邦貴さん
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久保田邦貴さんプロフィ−ル | 北海道道中記 |
■キャンプ期間 2001年7月20日 〜 29日
このページの内容
プロローグ日程とキャンプ場 キャンプレポート まとめ | 参考ページ
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【このページのキャンプ場】 つるいキャンプ場 砂湯キャンプ場 知床野営場 美瑛自然の村キャンプ場 | |
7月20日(1日目)
気温測らず走行205km<出発!>
AM2:00起床 小田原を出発する。
時間に余裕を持たせて出発したため、6:30には大洗フェリーターミナルに到着。
係員の指示に従って車を停車させたら、そこはフェリーの待合場所。
食事やお菓子など、買出しもできぬまま動かせなくなった車を恨めしげに見つめつつ
待合室にて時間をつぶし、えりもに乗船。
船内(二等寝台)は8人部屋になっており、一台のテレビを共用するようになっていた。
船内探検や、ロビーで貸し出しされていた漫画本などで時間をつぶす。
展望風呂はとても良かった。
7月21日(2日目)
オコタンペ湖
美笛の滝
<北海道上陸!!>
乗船と違い、下船は同乗者も一緒に車で下船なので
この時私と子供達は初めてドックに向かう。
船内で使った荷物を積み込み、車の中で順番待ち
下船するといきなり季節が一つ戻って春先のような陽気の北海道の大地である。
まず最初に支笏湖に向かう。
林の中まっすぐな道。おぉ!これが北海道の道か!!
感動しつつ景色を眺めていた。
5分経過。同じ景色まっすぐな道。10分経過。同じ景色まっすぐな道。。。
狐に化かされたような気持ちで支笏湖到着
到着した時刻が早すぎたため、観光できる時間になっておらず、
「オコタンペ湖」[美笛の滝」を見、札幌へ。
札幌では「羊ヶ丘展望台」と娘の観光主目的である「チョコレート博物館」に立ち寄る。
「羊が丘展望台」は眺めはきれいだったのだが、ちょっと物足りなかったかな?
(もう少し広い場所でもっと いろいろあると思っていた)
「チョコレート博物館」ではチョコレートの歴史や、工場の製造過程など見学し
子供達は、クッキーの製作体験。私は美しいカップの数々を見学し、満足満足^^
本日の観光はここまで。ホテルに戻って休む。
7月22日(3日目)【キャンプ場】 つるいキャンプ場
天気くもり 気温20℃走行375km<札幌→釧路大移動!>
徐々に視界が開けてくる。十勝平野だ!!
そこここに牛がのんびり草を食み、う〜ん北海道!って景色が広がる。
天気があまり良くない(曇り)なのが残念。
牛を眺め、牧草地を眺め、広大なじゃがいも畑に感動しつつ車は爆走。
釧路に到着した。
景色はいいけど、余計寒い!!
立ち寄った「道の駅」での感想である。
慌てて車に上着を取りに戻り、ちょっと遅めの昼食。
今夜のキャンプサイトを探す。
町中にあり、交通の便もよく温泉も徒歩圏内にあると言う。
ライダーに人気の場所とあって、やはりオートバイが目立つ。
でも車の乗り入れもでき、荷物運搬の手間が省け、温泉(有料)も近いから
まぁいいやね^^
カラスが多かったのと、夜中に地元のキャンパー達が大騒ぎしていたのには閉口したけれど
なんといってもここは「無料サイト」だから。。ね。(苦笑)
あら、小雨。。雨の中のキャンプってのもまた一興かな?
などと、思っていたが、これが悲惨なキャンプ物語の始まりだとは
この時は気がついていなかった。。。。(-_-;)
7月23日(4日目)【キャンプ場】 砂湯キャンプ場
天気雨 気温19℃走行62km<雨漏りタープ>
テントから出ると衝撃の事態が待っていた。
タープの全面から雨漏りしてる。。山ほどの水滴がタープの内側に、、、
ちょっとタープを揺らしてみた.
<どばしゃ〜!!>と一気に水滴が頭上に落ちてきて まんべんなく、濡れた。(笑)
全面雨漏りするタープなんてタープじゃないやんけーーー(-_-#)
雨が上がる事を期待しつつそろそろと様子を見ていたのだが、止んだと思ってもすぐに降り出し、撤収作業ができない(;∇;)
8時過ぎに意を決して撤収作業に入る。
とりあえず、ぐっしょりに濡れちゃった服を洗濯する。
今夜は近場でキャンプにしよう!!
ここは砂地を掘ると温泉が出る。湖の水と混ぜながら適温にし、入浴できるそうだ。
夜になって人通りが途絶えたところで入浴してみようと思っていたら
夜は温泉が熱くなっていて入れなかった。(がーん)
やけくそになって湖の水際の砂地をを素手で掘り、
子供の砂遊び状態の水溜り(お湯溜り?)で足だけ浸かった。(笑)
7月24日(5日目)
天気雨 気温18℃走行316km<霧の摩周湖?>
「今日も雨か・・・」などと思いつつ目覚める
ペンケトー
今日の観光は摩周湖と阿寒湖。
摩周湖は濃霧で見られず。阿寒湖に向かう
阿寒湖に向かう途中、ペンケトー(上の湖)パンケトー(下の湖)を眺められる
「双湖台」と言う展望台に立ち寄る。
ラッキーな事に雲が少しだけ切れて霧もかかってなく、見ることが出来た。
阿寒湖畔ビジターセンターは館内改装工事のため、観光協会にてマリモの展示をしているらしい。
観光協会にて、直径15cmはあろうかと思われる本物のマリモを見る。
天気さえ良かったら、阿寒湖畔を散策できたが
霧もかかり、小雨もぱらついてきたので
お土産だけを購入し、阿寒湖を後にし、知床半島目指してドライブ。
標津の町を抜けると目前に海が見えてくる。
ここで、海沿いの道を走る。風景は今までとは一変し
美しくも厳しい自然である。
今すぐにでも熊が出没しそうなそんな風景の中、道は羅臼へ続く。
夕方、やっと羅臼に到着。今夜は「民宿まるみ」に宿泊
テント設置の必要がないので、気楽である
夕食は超豪華な食事だった。カニ・ほっけ・キンキの味噌汁
他にも海の幸をふんだんに使ったバイキングで動けなくなるぐらい食べた(笑)
ここでは野生の鹿に会えるらしい。
翌日朝6:00朝食前に知床横断道路1往復する事に決め、早めに就寝
7月25日(6日目)【キャンプ場】 知床野営場
天気くもり時々雨 気温17℃走行129km<温泉三昧な一日>
出発後、10分で鹿発見!!あたりまえのように道路脇から顔を出している。
その後も続々と鹿発見!!早起きは、するもんだわね。
山ほどエゾシカに会えた。その上、虹も見られたし♪情報をくださった「GOROさん」に感謝
今日もあまり天気が良くないが、ま 仕方ないな。
民宿での朝食後、荷物をまとめて、出発!
まずは、マッカウス洞窟。ここで、「ヒカリゴケ」を見る。
そして、今度はマスの遡上のポイントを探して半島を奥に奥に。
あれれ?行き止まりになっちゃった。時期が悪かったのかな?
それではしょうがない。ここまで来たからと、ついでのように温泉ツアー。
まずは相泊温泉。海岸で小屋になっている温泉だった。
お次はセセキ温泉。満潮になると海中に没してしまう岩風呂。
天気が悪かったので国後島を眺めながらの入浴は出来なかったけれど海に面した温泉で 気持ちよく家族で入浴(笑)
こちらは知床横断道路の入り口にあって、原生林に囲まれた温泉。
男湯、女湯と分かれていたので、それぞれで入浴。
女湯は暖かくて いい湯だったが、男湯はすごく熱かったらしい。
そしてそして、温泉ツアーとどめはカムイワッカ湯の滝だ!
ダートな道をひた走りに走ると、カムイワッカがある。
道中キタキツネや鹿に会う♪
カムイワッカはお湯が流れる川を大人の足で15分ほど登った所にある滝壷が天然の露天風呂になっている
時々滑りながら子供達も頑張って登った。3倍ぐらいの時間をかけ、なんとか滝壷に到着。
気持ちいいね〜!!硫黄泉なので、水しぶきが目にしみるけど(笑)
ひと時温泉を楽しみ、さてお次は 登った道は降りるのだ・頑張れ子供達!
へろへろになって下りてきたら、次は知床5湖観光
3・4・5湖は熊出没中のため、散策禁止になっていたので 1・2湖だけ散策する。
途中霧がかかってきた。
すでに、この旅お馴染みの真っ白い世界にやれやれと思いながら
展望台には行かずに5湖を後にする。
森の中にあるキャンプ場でとっても静か♪
全面から雨漏りするタープに見切りをつけ、ブルーシートをテントの上に張り雨よけにして野生との出会いを期待しつつ、今日は早めに就寝
7月26日(7日目)【キャンプ場】 美瑛自然の村キャンプ場
天気雨 気温16℃走行393km<目指せ富良野!!>
雨の音がとっても響いて安眠なんぞ、できやしねーぜ!!(-_-#)
ほとんど寝る事も出来ぬまま、睡眠不足でやけくそになって起床(笑)
今日は大移動日。時間短縮の為、朝食抜きで撤収!
前日あらかた荷物を片付けておいた賜物か、一時間かからずに撤収完了!\(⌒∇⌒)/
目指すは富良野。がむばだ!スパシオ!
途中網走に立ち寄る。カーナビに網走刑務所を経由地点としていたら、「一般者の立ち入りを禁じます」って看板が。。?
現在使われている刑務所に着いちゃった( ̄ー ̄;
あ、博物館になっているのは「網走監獄」って言うのね。。。あはは。
で、博物館網走監獄に到着。
そう、キャンプ地で朝食を抜いて時間を短縮させたのは ここに立ち寄りたかったのだ。
博物館内部を見て回る。
さすが、「ほんまもん」なんとも言えない独特な雰囲気がある。
いつもは賑やかな子供達も雰囲気に呑まれ、神妙にしている。
一通り見て回って、再び車中へ。
道の駅にいくつか立ち寄りつつ、車を走らせていると、、、
く、くさい。
防虫オイルの臭いがする!車を路肩に止め、トランクルームを確かめる。
防虫オイルがランタンから漏れ出し、服を濡らしていた。
シトロネラの強烈な臭いが鼻を突く。
今回の旅 最大の事件「シトロネラ事件」の勃発である。
モノがオイルであるだけに、簡単な水洗いでは到底落ちそうにない。
とりあえず、被害にあった服を45Lのゴミ袋に詰め込み、気分も新たに再出発。
しばらくすると、、、太陽だ!\(⌒∇⌒)/
嬉しさのあまり、車外に飛び出し太陽光の下で写真を撮った。
そして、太陽の光を受け、あたりの景色も一変する。
これよ!これなのよ!求めていたのはこの景色、この風景に会いたかったのよ〜\(;∇;)/
今夜は綿貫一家と合流しようと「美瑛自然の村キャンプ場」に決定済み。
待ち合わせのため、管理室の前に車を止めて待っていると、、、。
あれ?GOROさん?!
道東の悪天候でスケジュールを大変更かけたGOROさん一家も合流し、3家族でOFF会だぁ!
(ここのキャンプ場は広大な敷地で常夜灯も完備、トイレは水洗と今までに利用させていただいたキャンプ場の中では一番豪華な作りになっていた。)
設置が済むと皆で吹上温泉保養センター「白銀荘」へ。
ここは数種類の温泉があったり、水着で遊べるスペースがあったりで子供達も大満足。
温泉に入ってさっぱりした所で、サイトに戻って夕食♪
キタキツネまでサイトに顔出しする。(笑)
その後、アルコール類持ち寄って GOROさんのタープ内で会話に花が咲く。
深夜12時を回ってしまった時点で慌てて寝る支度に移る
私たちも、、と思ったが、この旅で初めての星空、キャンプ地内では常夜灯のため、あまり見られないので、ちょこっと外出♪
関東ではお目にかかれない降るような星空を堪能する。
山間部じゃなかったらな、、もっと広範囲に見渡せたんだけど、、。
明日も星空が見えたら平野部まで車出しちゃおうか?などと画策しつつ、サイトに戻る
後から思った事だったが、この夜のうちに平野部まで星空を見に行くべきだったようだ
なぜって、星空のプレゼントはこの晩のみ。だったのだから
7月27日(8日目)【キャンプ場】 美瑛自然の村キャンプ場
天気晴れ 気温14℃走行170km<「北の国から」ツアー>
昨夜遅くまで起きていたので、起床はちょっと遅めの6:00だった。
朝食の支度などしていたら、サイト脇にシマリスが遊びに来る。
子供達が駆け寄ると ささっと逃げてしまった。
朝食と洗濯を済ますと、ここで別行動のため撤収となってしまうGOROさん一家に見送られ、ワタヌキファミリーと一緒にナキウサギを見つけに行く。
運良くナキウサギを見る事が出来、さらに撮影にも成功した(^-^)v
さてさて、ここからは「北の国から」ツアーである♪
まずは、-ふらのジャム園共済農場-
ここでジャムを試食しつつ、裏手の丘にある’92のロケ地めぐり。
丘の上はロケ地を見渡しながら、ラベンダーやポピーの花を楽しめる場所となっていた。
景色を堪能した後は、石の家へ
次の撮影にも使うそうで、遠くの展望台から眺める。
お次は麓郷の森
こっちは中まで入れるんだ〜♪丸太小屋と丸太小屋が焼けた後に移り住んだぼろぼろのおうちを見る。
最後に北の国から資料館に立ち寄る。
資料館は次回作の展示などもされていた。
来年の放送が楽しみ楽しみ♪
さぁ、次はお楽しみ。ラベンダーと花々を見に行くのだ☆
ファーム富田に向かう。
駐車場に車を止め、車外に出るとラベンダーの風が吹いていた。
一面ラベンダー!一面の紫!!
ちょっと時期が遅かったけれど、でもでも!大感動!!
他にも、たくさんの花々が競うように咲き誇っている
お天気も良くって最高(^-^)
ラベンダーソフトクリームを食べながら ひと時、美しい世界を見入る。
買出しを済ませて、キャンプ場方面に。
昨日行った吹上温泉保養センター「白銀荘」で子供達だけ下ろし大人は吹上温泉へ♪
ここは「北の国から’95」でシュウと五郎が入った露天風呂。
TVではのんびり温泉につかっていたが、実際は熱かった。。
でも緑のなかにある<これぞ、露天風呂!>って感じでとっても気分がいい〜
今夜は「美瑛自然の村キャンプ場」に連泊。
夕食が済むとお酒など飲みつつ静かに語らう夜は更けていった。
7月28日(9日目)
天気晴れ 気温14℃走行296km<早いもんだね、もう最終日>
かんのファーム
トリックアート美術館
幸福の黄色いハンカチ
壁、天井、柱、いたるところに黄色いメモが
今日は撤収もちょっと丁寧にパッキングしつつ車に搭載。
まずは「かんのファーム」
昨日のファーム富田もきれいだったけど、こっちはラベンダーの丘だぁ!
丘一つラベンダーなんて さすがだわ!
広大な花畑を観賞したら、次はトリックアート美術館♪
美術館とは言っても触ってよし、撮影自由ってな遊べる美術館に子供達は大はしゃぎ
富良野地区を抜けると天気も下り坂に。
観光する気になれず、夕張まで移動、「幸福の黄色いハンカチ想い出広場」に立ち寄る
奥まった所にひっそりとある想い出広場、セット内部は記念館になっていた。
壁、天井、柱、いたるところに黄色いメモが貼り付けてある。
来訪者が気軽に幸せへの願いを貼り付けられるようになっているのだ。
我が家も早速 そのメモの仲間入り^^
ここで夕方になり、観光時間も終わってしまったので しかたなしに苫小牧に向かう
往路の失敗を繰り返さぬよう、ちゃんと買出しも済ませて(笑)
かなり早く到着してしまったフェリーターミナルでおみやげ物の買い足しなどをしつつ
つくばの乗船時間を待つ。
山ほどの食料を持ち込み、展望風呂に入っていたら出航時間となった。
お風呂の窓から北海道に別れを告げる。
つくばは二等寝台で4人部屋があった。運良く4人部屋を取れたので家族だけで一室利用旅の疲れもあってか、ベットに横になるとすぐ、眠りについた。
7月29日(10日目)
天気:さぁ? 気温:はて?走行:216km<そして自宅へ>
乗ってみたら、眠い事眠い事、なんだか一人で惰眠を貪っていたら
大洗に到着だって(-_-;)
あれぇ?20時間あったはずなのに、
おかしいなぁぁ( ̄、 ̄;)?
着いちゃったものは しょうがない
常磐道通って首都高通って東名通って
11時前に帰宅。とりあえずの荷物だけ下ろして
明日からは仕事という現実が待っている。
現実に立ち向かうために、、おやすみなさ〜い♪(寝てばっかりかも?)(笑)