1999年夏 北海道ファミリーキャンプ - 太田佳孝さん

こだわりキャンプ術 トップページサイバーフレンドフレンドのキャンプ日記このページ Updated: 2013.7.25
太田佳孝さんのプロフィール | 1998 Summer Camp in 北海道 | 1999年夏 北海道ファミリーキャンプ
去る8月28日、急遽決行の2年連続の北海道から無事帰って参りました。  ・・  プロローグ

■ キャンプ期間 1999年8月21日 〜 8月27日

このページの内容
プロローグ
日程、ルート、キャンプ場
キャンプ日記
まとめ
参考ページ
サイバーフレンド
サイバーフレンドの ・・・  キャンプ日記  キャンプ場情報  "特配員"だより
プロローグ ■ 今回はフェリーは大洗−苫小牧便にしました。今年はブルーハイウェイラインのフェリーが30周年記念割引もあり、JAF割引と合わせると正規料金の半額近くになることもあり大洗発便を利用しました。昨年の利用した八戸−苫小牧便と高速道路料金+軽油代まで入れて比較するとほとんど差がないか、または逆転しかねない計算となり、行きの朝は早いものの、フェリーに乗るまでの距離の近さや、昨年と違う船旅も経験してみたいということで大洗便を選びました。

■ 今年は北海道行きはほとんどあきらめていたわけですが、浅川さんの「こだわりキャンプ術」を見させて戴いたり、シーズンを迎え徐々に「やはり北海道へ行きたい」という気持ちが高まってきていました。実現可否が定まらないまでも、8月に入る頃にはフェリーだけはキャンセルが出るのを待ち、数日の内に行き帰りの便を押さえることができました。昨年はちょうどお盆時期でしたが、今年は2週間ほど出発を遅らせたことで、このキャンセル待ちの状況もキャンプ場や道内の空き具合も全然違っていました。

大洗便は正解でした。子供達も自分たちも船中の時間を楽しみ、同時に疲れることなく北海道への往復ができました。八戸便の場合、時間のロスは少なく、疲れが我慢できないほどのものではありませんが、やはり自宅−大洗の2.5〜3時間くらいの運転のみで良い、というのは比較するととても楽な上、楽しみも一つ増え、行き帰りも単なる移動でなく感覚的に楽しい旅の日程が長期化したような得した気分になれました。
今度は新潟−小樽便も利用してみたいと思います。

日程、ルート、利用したキャンプ場
8/21(土)早朝4:30自宅発、7:00大洗着。午前9:00大洗発フェリーで苫小牧へ
8/22(日)朝5:15苫小牧着。 苫小牧→帯広→オンネトー→網走天都山 道立オホーツク公園てんとらんどオートキャンプ場
8/23(月)てんとらんど→美幌峠→弟子屈→尾岱沼→小清水原生花園→てんとらんど
8/24(火)てんとらんど→ウトロ→知床五湖→網走 オホーツク流氷館→てんとらんど
8/25(水)てんとらんど→藻琴山→摩周湖→美幌峠→美幌→丸瀬布→旭川→滝川・丸加高原オートキャンプ場
8/26(木)丸加高原→岩見沢→札幌→オコタンペ湖→美笛キャンプ場
8/27(金)美笛→支笏湖→苫小牧→白老ポロトコタン→苫小牧 23:45発フェリーで大洗へ
8/28(土)19:00 大洗着→帰宅

道内初日
8/22

3日目
8/24

北海道の夏は今年は異例の暑さで、網走でさえ35度という日があったそうですが、私たちが行った初日こそ網走で32度くらいありましたが、翌日からはずっと涼しく、エアコンなしで十分でした。

まず、400キロ走って苫小牧から網走まで行き、昨年も利用し気に入っていた「てんとらんど」(フリーサイト)に3泊しました。
MTBも無料で借りられるので、我が家の男の子たちは時間があれば借りて乗っていました。
ここを足がかりに、道東を3泊4日かけて回りました。北海道の中で当面は道東が最も行きたいエリアとなっている我が家です。

ただ、昨年ほどではなく降っても小雨程度でしたが、お天気は今年も今ひとつでした(設営、および撤収で降られることはなかったのでまだ幸いでしたが)。次回は是非晴れている道東を回りたいものです。

道内4日目
8/25

は旭川を17時頃通過し、その先の「滝川・丸加高原オートキャンプ場」に行きました。ここは昨年は予約はしたのですが、お盆の渋滞に引っかかりたどり着けなかったキャンプ場です。

午前中、曇時々晴れくらいの天気になったので、再び美幌峠に行ったり、摩周湖に行ったりしていて、美幌市街通過がすでに13時をまわり、18時頃の到着となりました。摩周湖は念願かなって霧が全くなく、神秘的な静かな湖面を見ることができました。

この日は設営と同時に夕立がザーっと降ってきて間一髪でした。(今回は1回も雨に降られない設営・撤収で不幸中の幸い?でした。)さらに夜中から早朝にかけては何度となく雨が降りましたが、翌朝8時頃から急速に天候回復し、テントも乾きました。

道内5日目
8/26

は、北海道内でも人気の高い支笏湖畔の「美笛キャンプ場」です。

途中、「札幌で、おいしいラーメンでも」と思ったのですが、時間が合わなかったり、駐車場や店探し、混んだ店で席の空くのを待つのも少々面倒くさい(子連れは特に煩わしい)、というようなところでちょうどお昼時だったということもあり、道央自動車道の岩見沢SAでラーメンを食べることとしました。
が、これが私たちにとって安くて、量も多く、十分おいしかったのです!野菜味噌ラーメンが550円、しょうゆラーメンは410円ですごく得した気分でした。

「てんとらんど」や「丸加高原」は最近はやりのオートリゾートタイプの非常に整備の行き届いたキャンプ場で気に入っていますが、最近設備・施設がリニューアルされたとはいえ、どちらかというと昔ながらの野営場の雰囲気を十分に残しているこの「美笛キャンプ場」はオートリゾートタイプとはまた違って、自然の中でのキャンプを本格的に味わえる、期待通りの素晴らしいキャンプ場でした。

翌朝は快晴で、日の出が支笏湖に映って輝き、湖の色が徐々にエメラルドグリーンからコバルトブルーに変わり、湖を囲む樽前山、恵庭岳が緑色に変わっていく様は、本当に絵はがきのようでした。ことばではうまく表現できませんが、朝5時過ぎに夜明けとともに起き、2時間ぐらいは素晴らしい景色を眺めていました。

ここでは野生のエゾリスに会うこともできました。キタキツネやエゾジカは何回か見かけていますが、エゾリスは初めてです。
それも、すぐ近くまで来て木の実を拾い、巣に持ち帰ったり、また拾いに来たりを盛んに繰り返す姿が見られたので、子供達は大喜びで1時間以上見ていました。

道内最終日
8/27

は、支笏湖の遊覧船に乗り(透明度20メートル)その水の美しさに感激し、その後、白老の「ポロトコタン」に行き、アイヌの文化に触れたりして、苫小牧に戻ってきました。

食事などを済ませ9時半頃FTに行き、手続をして10時半には大洗行きフェリーに乗船となりました。

まとめ

今回は1週間でしたが、前回のお盆をはさんでの時期よりも断然空いていて、すごく有意義な時間が持てました。キャンプ場はどこもそうでしたが、人が少なく(お盆の時期に行ったときと全然違いました)のんびりムードで、近くのサイトの人と話をしたり、気分的にもリラックスでき良かったです。逆に、これ以上人が減ると寂しいくらいです。

今回のこの時期は、我が家のように学校通いの子供連れファミリーが可能な時期の中では、花のきれいな時期からははずれますが、北海道のスケールのなかでゆったりと過ごすにはなかなか良い時期に感じました。

くわしくは、また私の「わいわいファミリー通信」のほうでお伝えしていこうと思います。今回は速報版ということでご報告させていただきました。

Saturday, 08-Mar-2014 19:05:00 JST