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こだわりキャンプ術 トップページ ≫ 旧掲示板ログ インデックス | こだわりキャンプ術 掲示板 Updated: 2014.6.12


今年最後かソロキャンプ - 塚本光弘 ( 04/09/30 23:26:10 ) #216:0.

今年最後かソロキャンプ 投稿者:塚本光弘 ( 04/09/30 23:26:10 )
 今年最後になるだろうソロキャンプ。気ままにまわりましたが、道路もキャンプ場も樹木のある
ところすべてに台風18号の爪あとが残っていました。
1.朝日町「岩尾内湖白樺キャンプ場」
    2001年7月以来2度目の利用。炊事棟とバンガローができていた。車乗り入れ自由で無料。
   管理棟には管理人がいるが受付はなし。売店、シャワー・水洗トイレともにきれいだ。勿論
   炊事場もきれいだが、洗面は炊事場の水でとの張り紙がある。また前回利用したとき気にな
   っていたことも張り紙に・・・・・『白樺の樹皮を剥がないでください』。炭の点火用に剥
   ぎ取る族が絶えないようだ。
    千葉ナンバーの30代後半と思われるソロ、ここの長期滞在者がいた。
    今日の予報は雨だったが私の頭上は終日曇天。
2.女満別町「女満別湖畔キャンプ場」
    移動は最短距離の地方道ルートを選んだが、工事中あり砂利道ありで時間を要して到着した。
   キャンプ場利用者はバイク1台と車が3台。車の1台は愛媛ナンバー。料金はゴミ袋つきで300円。
   テントサイトは水気たっぷりでゴム長が必要だった。湖岸に車を寄せて車中泊する。
    すぐそばの温泉「美肌の湯」は大賑わい。女性客より男性客の方が混雑していた。最近は
   男性も美肌を心がけるのかそれとも時代なのか。湯のキャッチフレーズと結びつけると面白い。
    上空70度当たりは女満別空港の飛行ルート。以外に便数が多いので、そばの町道の走行音と
   あわせて結構な騒音になる。
    朝は雨。ここに着いてからの夕方やっと部分的な青空を目にした。
3.斜里町(ウトロ)「国設知床野営場」
    2000年9月に次いで2度目の利用。人にも車にも慣れっこになったエゾシカともども場内は
   すべて前回とまったく変わっていなかった。今回は落下する松ヤニの被害を避けるためカエデ
   の木の下に車を停める。オートサイトの粘土部分は雨に弱く足の運びにも注意が必要。16時
   現在の利用者は車で9台。道外の車は八王子・岐阜・京都が各1台づつ。うち1台は長期滞在者
   とのこと。アルバイト募集の張り紙も相変わらずだが、今回は「いくら作り」と明記してあった。
   温泉「夕日台の湯」に来ていた地元の猟師さんに聞くと、鮭が豊漁で手が足りないことと鮭の
   ほか「ホッケ」や「キンキ」もとれているので豊漁貧乏だとおっしゃる。その割りにキンキなど
   は絶対安くならないと言ってみたが、この漁師さんはただ笑うだけだった。
    朝は太陽が見えたものの、斜里町の市街で燃料を入れた頃から雨。その先の「オシンコシンの
   滝」では豪雨となった。そして日没後まで小雨。
4.別海町「別海町ふれあいキャンプ広場」
    「尾岱沼ふれあいキャンプ場」と勘違いしていたが、市街地にあるのが「別海町・・・」。
   車中泊ということで入場料300円・フリーサイト料200円・電源コード借り賃200円、計700円。
   サイト周囲の車路に駐車スペースをとってあるのでオートサイトと言う区分はない。電源ボッ
   クス1個にコンセント4個つきでボックスは3個。リールコードは20mと50mの2種だが、私の手持
   ちは12mで1mほど足りない。政策的な距離かと疑ったが、電気代が200円で済むとなればこんな
   安いことはない。車横付け状態でテントを張り電球で照明をとってもこの料金なのである。
    管理棟裏に群馬ナンバーが2台。テレビアンテナを立てた様子から一目で長期滞在者とわかる
   が、「つるい」や「枝幸」のように集団をつくる気配はない。女性管理人の話では身内同士で
   別々に到着するとの予約があったということである。群馬のほか奈良・和歌山が各1台と私の
   ほか2台が道内車。
    女性管理人の話では無料キャンプ場は来年から無くなるらしい。例として眼前の露天風呂「熊
   の湯」を利用するため訪れた人が、テーブルと椅子を残して(駐車スペースの場所取り)買い物に
   出かけ、戻ったらその場所には他人の敷物が敷かれクーラーボックス・靴などが置かれ、自分の
   テーブル・椅子は草むらに押しやられていた・・・・・。たった1人だが「知床国立公園羅臼温泉
   野営場」の駐車場で長期滞在を決め込み、仲間をつくりその場所を広げ取り仕切りをしていた御仁
   の話は私のキャンプ日記でも取り上げたが、同様な出来事がその後も改善されなかったため有料化
   に向けて他の地域と協議しているというのである。その協議なるものが全道的なものか道東地域だ
   けなのかこの部分の情報はもっていないようだった。
    夕食時、管理人から利用者全員に夕張メロンゼリーの差し入れ。利用者が少ないからとはいえ初
   めての経験である。
    芝生も各施設も素晴らしい。市街地にあるキャンプ場というのを忘れさせてくれる。コインラン
   ドリーはあるがシャワーはない。隣接する大浴場(温泉?)が素晴らしいというのだが、絶え間なく
   降る雨のため今夜はパス。
    空は一日中雨と晴れ間の繰り返しで落ち着かない。20時頃は豪快な雨。
5.釧路町「達古武オートキャンプ場」
    気になる空模様ながら順調に走って13時到着。管理棟のレストランで昼食。メニューは少ないが
   天そばが美味かった。売店・シャワーもあり建物自体もしっかりしている。スタッフも全員明るく
   て親切。サイトは一目で全体が見渡せる程度だが場内の各施設も清掃が行き届き、ようやく広がっ
   た大きな青空と目前の達古武湖と併せて大変気持ちが良い。フリーサイト600円で端の駐車スペース
   をゲット。照明柱の脇だがこの時期なら蛾も他の虫も飛び回ることは無い。温度計をその柱に立て
   かけた。別海町では暖かかったがここではどうか。
    テントサイトが芝ではなく「草」なのはよいとして、残念なのは水を含んでやわらかいことだ。
   オートサイトは盛り土してあるので乾燥しているが、フリーサイトは全体がやわらかい。釧路湿原
   の一端であり地下水位が高いためか、それとも降雨直後の水はけが良くないせいか。ここにテント
   を張るには長めのアンカーと2枚ほどの防水シートが必要だろう。
    奈良・なにわ・広島の車を見る。みなリタイヤ後の夫婦のようだが、この度は近畿以西(以南)の車
   がよく目に付く。
    未明は雨だったが午後はその心配はなくなった。16時で気温18度。無風で暖かい。
6.上川町「ち炉りん村」
    《当初予定・・・弟子屈町屈斜路「和琴半島公共キャンプ場」は9月23日で終了》
    《翌日予定・・・美幌町「美幌町みどりの村森林公園キャンプ場」は台風18号による倒木発生で
            今年の営業は中止》
    青空の下最終予定地へ。途中の道の駅「温根湯温泉」でトイレタイム。ハーレーに乗った金髪美
    女にカメラのシャッターを頼まれる。それはともかくこの道の駅から灰皿がなくなっていたのに
    気がついた。中にも外にもない。そのせいかどうかはわからないが芝生の中には無数の吸いガラ
    が。私も1日10本程度の愛煙家。携帯灰皿は持っているが、この有様を見て一服する気がなくな
    ってただちに出発。エンジンをかけたとき、並んでいたハーレーから金髪美女の投げキッスをも
    らったようなもらわなかったような・・・・・気分の良い思い込みのまま発車しました。
     「ち炉りん村」は1992年8月以来の2度目。個人営業の小さなキャンプ場でR39まで50mほど、
    反対の石狩川まで20mという車の音と流れの音にはさまれた環境ながら、オーナーが自力で作り
    上げただけに不思議な魅力が感じられるキャンプ場だ。炊事場・シャワー・簡易水洗トイレ・洗
    濯機・シャワー付きの五右衛門風呂など、キャンパーの要望はひと通り応えられている。新たに
    バンガローが3棟設置され、サイトから少し離れたところにはライダーハウスが1棟増設されてい
    た。全面オートサイトだが仕切りは無い。植え込みや大小の岩石が適当な間合いをつくり、スズ
    ランやコクワの太い蔓が秋までの楽しみを継続してくれそうだ。
     体格のいいオーナーは毎日のように1人で創作と整備に汗を流しているようだった。道楽だから
    とは言うものの敷地と植栽された樹木以外の投資額はいかほどだったのか。好きなことに熱中でき
    ることは羨ましいが、一緒に協力している奥様も素晴らしい。
7.「ち炉りん村」連泊
     車中泊で1泊1000円は安い料金だ。サイト内のカラマツ林で「ラクヨウ」を採り、川のヤナギ
    からは「ヤナギタケ」、草むらからは「ハタケシメジ」で大木のの切り株からは「ナラタケ(ボ
    リボリ)」と「エノキタケ」を採取。加えてオーナーからは栽培している「シイタケ」をいただく。
     早速キノコ汁をつくった。この為もあって生味噌を持ち歩いてのだが、通常の味噌汁を食べ続
    けた後だけにこの味は格別だった。道の駅やドライブインで売っている1杯100円のキノコ汁より
    は自慢できるだろう。なにしろキノコの種類が違うのだから。
     アンバランスが複数加わるとバランスがとれる。ここはそんなキャンプ場だと思う。
     2日間の空は快晴。しかし早朝5時半と6時の気温はプラス2度。昨日の雪虫がこの予告だったの
    だろうか。紅葉が見ごろだという大雪山・黒岳が近いだけに快晴だとこんな低温も不思議ではな
    いが、昨秋の然別湖より厳しかった。
 
・・・・・暑かった夏は今も尾をひいているのか。登山してまで探索はしなかったが、いくつも越えた高
    い峠で見る限り、紅葉の気配は遠いと思った。知床峠はまたもや深いガスと雨で眺望ゼロ。美幌
    峠でも裾野まで青々なので、多分知床は少しだけ色づいたころかもしれない。
     天候も、日中に少しの晴れ間があると一日が晴れと思いたいくらい太陽には恵まれなかった。
    行く先々で目にした台風被害。屈斜路湖では台風が稚内を抜けたというころに強風が吹き荒れた
    そうだが、倒れない樹木でも風にもまれた葉は手で塩もみしたようにしわくちゃでした。
     美幌町のように倒木の処理が追いつかないまま中止せざるを得ないキャンプ場が出たり、倒木
    を短く切断して希望者には無料で提供するという札幌でもなかなかさばききれない様子で、この
    台風の後遺症は長く尾をひきそうです。・・・・・
 
     
    
     
 
 
     


 管理者:浅川克彦 <asakawa@kodawari-camp.com>
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ありがとうございました